Yahoo!ニュース

菊地慶剛

菊地慶剛認証済み

認証済み

スポーツライター/近畿大学・大阪国際大学非常勤講師

報告

見解大谷選手関連の質問が集中しているのは、それだけ米メディアがポストシーズン初出場の大谷選手に関心を寄せている裏返しでもあります。 その一方でポストシーズンになると、すでにシーズンを終えたチームの番記者たちが一斉に集まってくるので、あまりドジャースの事情を熟知していないメディアも少なくありません。 大谷選手はシーズン終盤で神懸かり的な打撃を披露し、あと少しで三冠王を獲得できるような成績を残しました。しかし50-50クラブを達成した9月19日のマーリンズ以前は、打率は下降傾向にあり、逆に心配されていたほどでした。それでもロバーツ監督は1番で起用し続けました。 つまり何かきっかけを掴めば、再び打撃が爆発できますし、打順変更に大きな意味がないことを示しているかと思います。もちろん短期決戦ですから、1日も早い打撃復活が求められる面はありますが、指揮官の信頼感はこの程度で揺るがないでしょう。

コメンテータープロフィール

菊地慶剛

スポーツライター/近畿大学・大阪国際大学非常勤講師

1993年から米国を拠点にライター活動を開始。95年の野茂投手のドジャース入りで本格的なスポーツ取材を始め、20年以上に渡り米国の4大プロスポーツをはじめ様々な競技のスポーツ取材を経験する。また取材を通じて多くの一流アスリートと交流しながらスポーツが持つ魅力、可能性を認識し、社会におけるスポーツが果たすべき役割を研究テーマにする。2017年から日本に拠点を移し取材活動を続ける傍ら、非常勤講師として近畿大学で教壇に立ち大学アスリートを対象にスポーツについて論じる。在米中は取材や個人旅行で全50州に足を運び、各地事情にも精通している。

菊地慶剛の最近のコメント