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川内優輝

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補足「残り10mなら何とか」と思うかもしれませんが意識が無くなった時点で競技続行は無理です。 私も過去に50kmレースのラスト300mで意識を失って途中棄権になりましたが、その数百m手前からは意識が無い状態で前に進んでいただけでした。 季節外れの高い気温や強いプレッシャーによる発汗量の増加に加えて、各選手の走力が拮抗していることで箱根駅伝予選会の集団が大きいことも脱水症状の要因の1つだと思います。 予選会では、給水所の混雑を見越して集団内の位置取りを意識して走らないと、給水をしっかり取れません。 通常の気温であれば、給水をほとんど取らずにハーフマラソンを走り切るような練習は積んでいるでしょう。 走りに集中していると「給水」よりも「リズム」や「集団の流れ」を重視してしまいがちです。 しかし、発汗量の多い選手は高温下のレースでは意識して、普段以上に給水を上手にすることが大切となります。

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  • 酒井政人

    スポーツライター(陸上競技など)

    補足レース後、東海大・西出仁明ヘッドコーチを取材しました。 その話を総括すると、ロホマン選手の調子は良く…続きを読む

コメンテータープロフィール

1987年生まれ。あいおいニッセイ同和損害保険株式会社所属。学習院大学時代、箱根駅伝に2度出場(関東学連選抜6区)。2009年に埼玉県庁入庁後もフルタイム勤務の市民ランナーとして競技を続け、2019年4月にプロランナーに転身。 これまでに650回以上のレースに出場。フルマラソンのサブ10(2時間10分以内)世界最短間隔記録や日本人最多記録なども樹立。2020年12月防府読売でサブ20(2時間20分以内)100回を達成し、ギネス世界記録に認定。2021年2月びわ湖毎日では2時間7分27秒の自己記録を出すなど現役選手として進化を続けている。

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