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影山貴彦

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同志社女子大学教授/コラムニスト

報告

補足世帯視聴率が過去2番目の低さ、とニュースの見出しには上がりがちですが、テレビ離れが叫ばれる今、2024年の紅白はしっかりと歌を届けようという送り手の意識が感じられ、好感の持てる番組になっていたかと思います。十二分な視聴率でした。 司会については、橋本環奈さんの堂々たる姿が印象に残りました。各歌手については、前半と後半で楽曲披露の尺が、明らかに前半の方が短かかったですが、そのあたりもう少しおしなべて出場歌手の皆さんの曲をしっかり聴かせるスタイルにした方が良かったかもしれません。ゲーム的な演出には、若干マンネリ感がぬぐえません。 そして最後に「特別枠」についてです。B'zを始め、大いに印象深いパフォーマンスに感動しましたが、2025年からは、あくまでも正規の出場者としてエントリーすることを基本としてはどうかと思います。「特別枠」も乱発すれば、それは特別でも何でもなくなってしまいますから。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 濵田俊也

    文京学院大学教授(マーケティング戦略)、プロデューサー

    見解2024年の紅白もテレビメディアの力を感じさせる素晴らしい番組でした。 本記事は世帯視聴率のみを取り…続きを読む

コメンテータープロフィール

影山貴彦

同志社女子大学教授/コラムニスト

同志社女子大学メディア創造学科教授 コラムニスト 。早稲田大学政治経済学部卒 関西学院大学大学院文学研究科博士課程中退毎日放送(MBS)プロデューサーを経て現職 。専門は「メディアエンターテインメント論」。朝日放送(ABC)ラジオ番組審議会委員長 /スポーツチャンネルGAORA番組審議会副委員長 日本笑い学会理事/「影山貴彦のテレビ燦々」(毎日新聞)等コラム連載。著書に「テレビドラマでわかる平成社会風俗史」「テレビのゆくえ」「おっさん力」等

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