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門倉貴史

門倉貴史

認証済み

エコノミスト/経済評論家

報告

見解外国人観光客に限った入場料の大幅な引き上げは、オーバーツーリズム対策としては非常に有効だろう。  コロナ禍による渡航制限が解除されてから、すでに世界各国の観光地でキャパシティーを超えた外国人観光客が訪れるようになっている。  混雑や騒音、マナー違反、迷惑行為などの問題が地域住民の生活に悪影響を与えるようにもなっていることから、ブータンやインドネシアのバリ島、イタリアのヴェネツィアなど、混雑緩和の目的で高額の入場料や観光税を徴収する国や自治体が相次いでいる。  円安で外国人観光客が殺到している日本もオーバーツーリズムの問題が深刻化しており、外国人観光客に対して高額の入場料を徴収するなどの対策が必要になっているのではないか。  徴収した入場料をオーバーツーリズム対策と観光資源保全のための資金源として活用することで、持続的な観光地域をつくっていくことが可能になる。

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同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 浦上早苗

    経済ジャーナリスト/法政大学MBA実務家講師

    提言海外では入場に外国人価格を設けている観光施設は珍しくないので、受け入れられるとは思います。同時に、オ…続きを読む

  • 安積明子

    政治ジャーナリスト

    見解姫路ふるさと大使を拝命しております。 円安で外国人観光客にとって、1000円の入場料は割安が強いは…続きを読む

コメンテータープロフィール

1971年神奈川県生まれ。95年慶応義塾大学経済学部卒業、同年銀行系シンクタンク入社。99年日本経済研究センター出向、00年シンガポールの東南アジア研究所出向。02年から05年まで生保系シンクタンク経済調査部主任エコノミストを経て、現在はBRICs経済研究所代表。同研究所の活動とあわせて、フジテレビ「ホンマでっか!?TV」など各種メディアにも出演中。また、雑誌・WEBでの連載や各種の講演も多数行なっている。『図説BRICs経済』(日本経済新聞社)、『増税なしで財政再建するたった一つの方法』(角川書店)、『オトナの経済学』(PHP研究所)、『日本の「地下経済」最新白書』(SB新書)など著作多数。

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