2004年アテネオリンピックで冨田選手、鹿島選手、米田選手、水鳥選手、塚原選手、中野選手での団体で日本は28年振りの金メダルだった。その後の体操界を担う選手として、内村選手が2008年の北京オリンピック男子総合銀メダルを獲得してから今日まで体操界を長年引っ張って来たことは間違いない。時代の変化、ルールの変化の中でトップでいることがどれほどの努力してだったかと想像してみる。その中でも年齢を重ねる身体の変化が一番大きい。「自分の体操をする」この究極の探究心で綺麗な演技を 貫いた。東京オリンピックでも、東京オリンピックで落下してよかったなどのコメントを残し、常にベテランなると内村選手のコメントに注目がいった。情熱的で、クールな立ち振る舞いが印象的だった。結果だけじゃない、体操という競技を通してスポーツの素晴らしさを伝えてきた選手だった。今後も心から応援している。
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コメンテータープロフィール
1985年埼玉県さいたま市生まれ。16歳で競泳日本代表選手に。2008年日本選手権100m背泳ぎで、日本新記録を樹立し北京オリンピックに出場し8位入賞。その後、怪我のため自由形に転向し2012年ロンドンオリンピックに出場し400mフリーリレー7位入賞。同年の国体で現役引退。ピラティス指導者の資格を取得し現在は、水泳とピラティスの指導のほか、スポーツの発展・価値向上のために活動中。早稲田大学スポーツ研究科を経て、2014年春に順天堂大学スポーツ健康科学研究科 精神保健学専攻へ進学し博士号を取得。