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石渡嶺司

石渡嶺司

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大学ジャーナリスト

報告

見解伊藤公平・慶応義塾長が文科省の審議会で国立大学の学費を年に150万円値上げの提言が話題となっています。 受益者負担を求める意見に対して弱者切り捨ての批判が強い一方、大学関係者からの評判は悪くなく支持する意見が強くあります。 これは国立大学の予算が乏しく、2004年の法人化以降、運営交付金が減らされ続けています。一方、国立大学の学費は標準額は20年近く据え置かれたままです。 近年は物価が高騰し、電力代なども上がっており、大学からすれば学費を上げたいのが本音です。 記事にあるように国立大学は2019年から標準額から一定の範囲内で値上げできるようになっています。 現在、標準額と異なる学費の国立大学は東京工業大学、千葉大学、東京医科歯科大学、東京藝術大学、一橋大学の5校です。 今後も学費値上げが志願者動向に影響しない大都市圏の国立大学が追随する可能性は高いでしょう。

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  • 常見陽平

    千葉商科大学国際教養学部准教授/働き方評論家/社会格闘家

    解説東大の学費10万円アップを高いと感じるこの感覚が、すでに日本が終わってる証拠。どの立場、視点から見る…続きを読む

コメンテータープロフィール

1975年札幌生まれ。北嶺高校、東洋大学社会学部卒業。編集プロダクションなどを経て2003年から現職。扱うテーマは大学を含む教育、ならびに就職・キャリアなど。 大学・就活などで何かあればメディア出演が急増しやすい。 就活・高校生進路などで大学・短大や高校での講演も多い。 ボランティアベースで就活生のエントリーシート添削も実施中。 主な著書に『改訂版 大学の学部図鑑』(ソフトバンククリエイティブ/累計7万部)など累計33冊・66万部。 2024年7月に『夢も金もない高校生が知ると得する進路ガイド』を刊行予定。

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