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石川智久

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日本総合研究所 調査部長/チーフエコノミスト

報告

補足今回の選挙結果からは米国人の本音がわかります。今回の選挙戦では、インフレなどの経済問題、増加する移民が大きな争点となりましたか、ハリス氏からはその解決策が明示されることはありませんでした。演説等を見ましたが、ハリス氏は多くの一般的な米国人の関心よりも、マイノリティの権利ばかりに注力していたように見えます。ハリス氏が多様性を強調するほど、米国人、とりわけ白人の心が離れていくように感じました。逆にトランプは、過激な発言をしますが、一般の米国人の本音をよく聞いていたと思います。総投票数でもトランプが勝ったということは、一般大衆は、エリート色が強いハリス氏と民主党に嫌気を感じているとみられます。米国の民主党は真剣に反省しなければ苦戦が続くかもしれません。

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  • 飯塚真紀子

    在米ジャーナリスト

    見解今回の大統領選は、政策面では、国境の不法移民問題や人工妊娠中絶の権利問題なども注目されましたが、大統…続きを読む

コメンテータープロフィール

石川智久

日本総合研究所 調査部長/チーフエコノミスト

専門はマクロ経済及び金融制度分析。大阪勤務時の経験から関西経済、地方創生、万博の経済効果なども研究。日経新聞夕刊の十字路などマスコミ寄稿も多数。著書は「大阪の逆襲」(共著、青春新書インテリジェンス)、「大阪が日本を救う」(単著、日経プレミアシリーズ)。

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