見解「教職調整額」に関して文科省案に対して財務省案が対案として出され議論が盛り上がってきました 教師のは働き方を俯瞰してみます。すべてがオーバーワークで「やりがい」のないものではなく、授業や生徒と接している時間はとても充実した時間であることは間違いありません 話題の部活動に関しては「やりがい」を持って人生をかけているような教師も一部いますが、大半は放課後や土日などの残業を強いられることに大きな負担感を持っています また事務作業に関しても苦手な教師は多く、軽減が求められると感じます この二つの点を外部人材の活用やDX化などで解決することは可能であり、この点を財務省は主張していると思われます ただ、これを先にすすめるのは管理職と職員室の本気が必要です 比較するのはどうかとも思いますが、私立学校では教職調整額をやめて残業代に移行することで大幅に残業が減って働き方改革が前進したという例もあります
コメンテータープロフィール
21世紀型教育機構理事。カリキュラムマネージャー(聖ドミニコ学園・星の杜中・高等学校・福山暁の星中・高等学校)。専修大学北上高校理事。現在、多くの学校の教育改革に関わる。1962年東京都出身、ニューヨークで生活の後、暁星学園に学ぶ。85年早稲田大学教育学部社会科地理歴史専修卒業。暁星国際学園、ロサンゼルスインターナショナルスクールなどで教鞭を執る。元かえつ有明校長。香里ヌヴェール学院学院長。「2020年の大学入試」(講談社)「先生、この『問題』教えられますか」(洋泉社)「学校の大問題」(SBクリエイティブ)「いま知らないと後悔する2024年の大学入試改革」(青春出版社)
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