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井上智介

井上智介認証済み

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精神科医/産業医

報告

見解レカネマブを含め『新しい認知症の薬』と言われる薬も、今は軽度の認知障害など使える状態が限られています。 そのため認知症を「疑い」の段階から見つけることはとても重要です。そのためにも、この3つの質問が参考になることもあるでしょう。 ただ、近くにいる人の『あれっ?』というちょっとした違和感を大切にして欲しいです。普段の違いに気がつくことは、まさにその兆候を捉えていることになります。 とはいえ、違和感を持てるのは、『普段の様子』を知っておく必要があります。普段は一緒に生活をしていなくても、電話を含めて日々の細かなコミュニケーションは取れていますか。もし、年末年始に帰省されるなら、ぜひそのような視点をもって接してみて下さい。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 藤野智哉

    精神科医

    見解とても興味深い研究ですね。現在認知症を疑う患者さんに行う検査は項目数が多く、手順通りに行う必要がある…続きを読む

コメンテータープロフィール

兵庫県出身。島根大学を卒業後、大阪を中心に精神科医・産業医として活動している。産業医としては毎月30社以上を訪問し、一般的な労働の安全衛生の指導に加えて、社内の人間関係のトラブルやハラスメントなどで苦しむ従業員にカウンセリング要素を取り入れた対話を重視した精神的なケアを行う。精神科医としてはうつ病、発達障害、適応障害などの疾患の治療だけではなく、自殺に至る心理、災害や家庭、犯罪などのトラウマケアにも力をいれている。さらに、ブログやツイッター、講演会などでこれらを分かりやすく「ラフな人生をめざすこと」を発信している。

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