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藤野智哉

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精神科医

報告

見解とても興味深い研究ですね。現在認知症を疑う患者さんに行う検査は項目数が多く、手順通りに行う必要があるため習熟した施行者によって行われないと結果がばらつくという問題点などがありました。それをたった三つの質問で、しかもその内容の評価ではなく振り返る動作という誰にでも判定できる方法でスクリーニングできるというのは画期的です。 確かに普段の臨床でも、質問に対し取り繕いや振り返って家族に確認する行動は多く見られるという実感はありますがそれを検出に役立てるという発想はありませんでした。今後さらなるデータの蓄積が楽しみです。

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  • 井上智介

    精神科医/産業医

    見解レカネマブを含め『新しい認知症の薬』と言われる薬も、今は軽度の認知障害など使える状態が限られています…続きを読む

コメンテータープロフィール

1991年7月8日生まれ。 秋田大学医学部卒業。 精神鑑定などの司法精神医学分野にも興味を持ち、現在は精神科病院勤務の傍ら医療刑務所の医師としても務める。

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