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井上智介

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精神科医/産業医

報告

見解全身の疲労感、鬱々とした気分、意欲や集中力の低下、勃起不全などが続いたら、何科を受診しますか? 内科や精神科を受診する人も多いでしょう。更年期を疑う人は泌尿器科を受診するかも。男性更年期の診断には血液検査で【男性ホルモンの測定】が必要です。 ただ、医療は専門の細分化が進み「餅は餅屋」の考えをもつ医師も珍しくありません。その結果、患者さん目線で「男性ホルモンは何科が測定するのか?」という壁にぶつかることがあります。 内科医でも精神科医でも、男性更年期を疑って積極的に検査する先生もいれば、「専門外だから」「過剰検査になるから」という理由で検査項目にいれない先生もおり、「うちでは、とくに問題ないけど…」という結果のみ伝えられ、路頭に迷うことも。 その意味でも、患者さんが「泌尿器科」もひとつの選択肢になる知識を持つことは大切ですね。ヒロミさん、ご自身の体験をお話し頂きありがとうございます。

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  • 藤野智哉

    精神科医

    見解男性の更年期に関してはまだまだ研究中のことも多く、世間にも十分な知識が周知されていない状況が続いてい…続きを読む

コメンテータープロフィール

兵庫県出身。島根大学を卒業後、大阪を中心に精神科医・産業医として活動している。産業医としては毎月30社以上を訪問し、一般的な労働の安全衛生の指導に加えて、社内の人間関係のトラブルやハラスメントなどで苦しむ従業員にカウンセリング要素を取り入れた対話を重視した精神的なケアを行う。精神科医としてはうつ病、発達障害、適応障害などの疾患の治療だけではなく、自殺に至る心理、災害や家庭、犯罪などのトラウマケアにも力をいれている。さらに、ブログやツイッター、講演会などでこれらを分かりやすく「ラフな人生をめざすこと」を発信している。

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