見解DSMというアメリカ精神医学会の診断基準では、自閉症スペクトラム障害(ASD)の診断には①社会的コミュニケーションの障害②限局された反復的行動(こだわりや執着)の2つが必要です。 この2つを満たすかの判断は、各々をさらに詳細に分類して確認していくのですが、結局のところ1つしか症状が該当しなければ『グレーゾーン』という扱いで、診断には至りません。 しかし、最も勘違いされるのが『グレーゾーン=診断には至らない軽症』と認識されることです。決して、症状の数と生きづらさは直結しません。ひとつでも重度な症状があれば、やはりそこには、その人なりの生きづらさがあります。 勇気を出して受診をしたのに『グレーゾーンと言われた…』だけだったという人もいるでしょう。ただ、それは『あなたは軽症だから』という意味ではないので、完璧なセルフイメージに縛られず、素直に「しんどい」を吐き出す時間も大切にして下さい。
コメンテータープロフィール
兵庫県出身。島根大学を卒業後、大阪を中心に精神科医・産業医として活動している。産業医としては毎月30社以上を訪問し、一般的な労働の安全衛生の指導に加えて、社内の人間関係のトラブルやハラスメントなどで苦しむ従業員にカウンセリング要素を取り入れた対話を重視した精神的なケアを行う。精神科医としてはうつ病、発達障害、適応障害などの疾患の治療だけではなく、自殺に至る心理、災害や家庭、犯罪などのトラウマケアにも力をいれている。さらに、ブログやツイッター、講演会などでこれらを分かりやすく「ラフな人生をめざすこと」を発信している。
井上智介の最近のコメント
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