解説塩谷議員は前回選挙では立憲民主党の源馬議員に小選挙区で敗れており、自民党を離党して無所属で勝ち上がる、というシナリオはハードルが高いでしょう。 また、74歳というご年齢を考えても、「議員辞職して次を狙う」という説得に応じる現実的なメリットが薄いのが実情です。 また、実態として、あくまで座長である塩谷議員一人の退任が、派閥として「すべての責任を取る」ことになるとも思えません。 再び政治倫理審査会がクローズアップされていますが、情報を隠すことで問題を沈静化出来るフェーズではありません。岸田総理の説明も森元総理の発言と食い違っています。 森元総理を含め、未だ国会で証言されていないキーパーソンの方々に適切な場所でご発言をいただく場を作ることが必要ではないでしょうか。
同じ記事に対する他のコメンテーターコメント
コメンテータープロフィール
ライター。主に政治分野、議会政治などの仕組みについて、各種媒体にて執筆する他、YouTubeなどで配信を行う。著書に「25歳からの国会 武器としての議会政治入門(現代書館)」。2020年尾崎咢堂ブックオブ・ザ・イヤー大賞(演説部門)。京都府京都市生まれ。早稲田大学卒。
関連リンク(外部サイト)