岸田内閣支持率19.1% 発足後最低 ANN世論調査
テレビ朝日系(ANN)
解説昨年の岸田総理の支持率低下要因は、昨年の個人の説明不足やパーソナリティに依拠するものでしたが、今回は自民党の裏金問題に端を発するもの。それは虎の子だった党支持率にも影響を及ぼしています。 誰が総理大臣をやったところで、やるべきことはやらざるを得ず、それが党内の「岸田おろし」の盛り上がらなさに繋がっている印象です。 菅総理の際には「ご祝儀」で選挙も大勝しましたが、今回は党自体の信頼が失われている以上、自民党が総裁を変えたからと言ってすぐに苦境を脱するとも限りません。 安倍派や二階派が解散し、勢力を失ったのと対象的に、岸田派は解散はしたものの裏金問題でのダメージは少なく、麻生派は唯一存続しています。 このような状況を考えれば、極端な低支持率とはいえ、総裁選や総選挙を含め、今後の動向はまだ不透明と言えるでしょう。
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ライター。主に政治分野、議会政治などの仕組みについて、各種媒体にて執筆する他、YouTubeなどで配信を行う。著書に「25歳からの国会 武器としての議会政治入門(現代書館)」。2020年尾崎咢堂ブックオブ・ザ・イヤー大賞(演説部門)。京都府京都市生まれ。早稲田大学卒。