解説活発化する太陽活動。頻発するフレアによって地球磁気圏に侵入してくる太陽風。太陽活動極大期前後に高緯度地方に出掛けると、その活動の様子をオーロラとして目撃することができます。皆既日食や流星雨と並んで、多くの人たちを魅了するオーロラは、宇宙空間ではなく、地球大気内での発光現象です。 ここ数日、規模の大きなフレアが頻発したため、通常よりも低緯度の場所、すなわち北海道や能登、海外でもロンドンはじめ多くの地域から北の低空に出現した低緯度オーロラが目撃されています。 太陽フレアの発生などをいち早く観測し、広く情報提供する仕組みが「宇宙天気予報」です。例えば人工衛星の故障を防ぐために衛星の向きを変えるなどの対応をします。また地上の発電システムを停止させないよう送電量を減らすなどの防御措置も必要です。日本においては、東京都小金井市に本部のある情報通信研究機構 (NICT)が宇宙天気予報を担当しています。
コメンテータープロフィール
1961年長野県大町市八坂生まれ(現在、信濃大町観光大使)。NHK高校講座、ラジオ深夜便にレギュラー出演中。宙ツーリズム推進協議会代表。国立天文台で国際天文学連合・国際普及室業務をを担当。専門は天文教育(教育学博士)。「科学を文化に」、「世界を元気に」を合言葉に世界中を飛び回っている。
縣秀彦の最近の記事
コメントランキング
- 1
【速報】円相場1ドル=160円39銭 38年ぶりの円安水準更新で為替介入への警戒感高まる
TBS NEWS DIG Powered by JNN - 2
小池百合子氏に蓮舫氏がパー券質問 曖昧回答に石丸伸二「イエスかノーかで」もはぐらかす「ボロ出ちゃった」「逃げの一手」
デイリースポーツ - 3
石丸伸二氏の人気〝ホンモノ〟か 都知事選で台風の目「政策にブレがない」集まる聴衆 ネットで「動員」と指摘も…陣営を直撃!
夕刊フジ - 4
富士山山頂で3人死亡 山小屋閉鎖、残雪…閉山中の登山の危険性 山梨県側の八合目付近で意識失い死亡したプロクライマーは病死か
FNNプライムオンライン - 5
河野太郎氏、自民総裁選出馬に意欲 麻生太郎氏に伝達
毎日新聞