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服部倫卓

服部倫卓

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北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター教授

報告

見解個人的な思い出話で恐縮だが、ウクライナ東部のハルキウから、ロシア西部のベルゴロドまで、列車で旅をしたことがある。2011年のことであり、2014年のウクライナ政変とロシアによるクリミア併合前の時期だったので、まだ両国国境に緊張はなく、ごく普通の移動だった。 ハルキウからベルゴロドの所要時間は2時間弱で、しかも出発の遅れ、国境駅での停車時間約30分を考えれば、走っていたのは正味1時間ちょっとだったと思う。ハルキウからベルゴロドの距離は92kmということで(東京からだと湯河原くらいに相当)、さすがに近いものだった。 あの時見た、何の変哲もない風景が、いまや戦場となっているかと考えると、改めてやりきれない思いが募る。

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    軍事/生き物ライター

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コメンテータープロフィール

服部倫卓

北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター教授

1964年静岡県生まれ。主な著作に、『不思議の国ベラルーシ ―ナショナリズムから遠く離れてー』、『ウクライナを知るための65章』(共編著)など。趣味は音楽鑑賞(主に1950~1970年代のソウル、ロック、ポップス)と、サッカー観戦(清水エスパルスのサポーター)。

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