見解現時点では生成AIのアウトプットにはかなり間違いというかいい加減な記述が多いので、先生が(あるいはAIが)厳しくチェックすればよいのではないかと思います。それは人間の生徒を指導する場合でも同じことでしょう。逆にAIのアウトプットがそのまま「正解」と言えるクオリティなのであれば、それはそもそも課題の出し方がまずかったということではないかと思います。 AIに頼り切りな学生は、そもそも自分が提出したリポートや卒論等の内容を理解していないので、彼らのアウトプットの内容に基づいた問いを聞いてみるという手もあります(そういう問いを作るのに先生もAIを使うこともできます)。
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コメンテータープロフィール
1979年東京生まれ。東京大学経済学部卒、同大学院経済学研究科博士課程単位取得満期退学。一般財団法人知的財産研究所特別研究員を経て、現在駿河台大学経済経営学部教授。専攻は経営組織論、経営情報論。Debian公式開発者、GNUプロジェクトメンバ、一般社団法人インターネットユーザー協会(MIAU)理事。Open Knowledge Japan発起人。共著に『日本人が知らないウィキリークス』(洋泉社)、『ソフトウェアの匠』(日経BP社)、共訳書に『海賊のジレンマ』(フィルムアート社)がある。