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橋本愛喜

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見解長年トラックドライバーの労働問題を追いかけている立場からひとつ強くお伝えしておきたいのは、彼らは好きで路肩に停まったり本線を停滞させたりしているわけではないということです。 毎度この深夜割引においては、トラックの迷惑行為ばかりにフォーカスされますが、トラックには駐車マスが全く足りていません。 深夜割引を適用しないともはやご飯が食べられないほど運賃も安い。 9時間の休息や4時間走れば30分休まねばならないというルールもあるため、結果的に「停まっても違反、止まらなくても違反」という状態になっているのが現状です。 新・深夜割後は0時待ちは解消されるも、高速は昼夜逆転させ走るトラックで溢れると思われます。 こうして世間に迷惑をかけながらも深夜割の恩恵を受けるトラックですが、その裏側にいるのは、「送料無料」「時間(帯)指定」に心躍らせている我々消費者であることは知っておくべきだと思います。

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コメンテータープロフィール

フリーライター。大阪府生まれ。元工場経営者、トラックドライバー、日本語教師。ブルーカラーの労働環境、災害対策、文化差異、ジェンダー、差別などに関する社会問題を中心に執筆・講演などを行っている。著書に『トラックドライバーにも言わせて』(新潮新書)。メディア研究

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