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橋賀秀紀

橋賀秀紀

認証済み

トラベルジャーナリスト

報告

補足記事も述べられているように円安にくわえて航空券と現地での物価上昇により、海外旅行の経済的なハードルが全般として上がってしまっているのは事実だ。だが、それは選択肢が減っているということであって安く行く海外旅行がなくなったわけではない。評者は5月にウィーンを訪れたが、エルアル・イスラエル航空は諸経費込みで約5万円だった。また、7月に渡航予定のシドニーもカンタスオーストラリア航空の直行便で往復約5万円である。現在、成田発セブ島往復のセブパシフィック航空も1万円台半ばで販売されている。また、マイレージプログラムを活用することで、旅費をおさえることは依然として有効だ。たとえばアラスカ航空マイレージプランであれば、羽田から上海虹橋までJALのビジネスクラスで片道15000マイルで燃油サーチャージは加算されない。こういう状況だからこそ、これまで以上に情報と工夫が求められている。

コメンテータープロフィール

東京都生まれ。早稲田大学卒業。国内の近場旅行からアフリカの小国、LCCからファーストクラス、ゲストハウスからアマンリゾートまで旅行全般について利用者目線で論じる。著書に『エアライン戦争』(宝島社)など。『週刊東洋経済』で「サラリーマン弾丸紀行」を連載したほか、東洋経済オンライン、文春オンラインなどに寄稿している。

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