田中会長は訴訟の件数が激減していることや消費者センターへの相談がないことなどを強調していたが、壺などの物品の販売をやめて、「霊界での家」のようなバーチャルなものを見返りにするなど、献金のやり方を変えたので、消費者センターの問題にはなりにくいし、コンプライアンスと称して訴訟沙汰にならないような「言い訳」ができるようなやり方をとるようになったことで、訴訟の件数が減るのは当然。問題は、高額な献金、信者の破産、家庭崩壊のような「カルト被害」が生じていないかどうか。そういう点について、質問に答えて十分な説明をするというのであればともかく、今日のような会見では、全く説明になっていない。
同じ記事に対する他のコメンテーターコメント
コメンテータープロフィール
1955年、島根県生まれ。東京大学理学部卒。東京地検特捜部、長崎地検次席検事、法務省法務総合研究所総括研究官などを経て、2006年に弁護士登録。08年、郷原総合コンプライアンス法律事務所開設。これまで、名城大学教授、関西大学客員教授、総務省顧問、日本郵政ガバナンス検証委員会委員長、総務省年金業務監視委員会委員長などを歴任。著書に『歪んだ法に壊される日本』(KADOKAWA)『単純化という病』(朝日新書)『告発の正義』『検察の正義』(ちくま新書)、『「法令遵守」が日本を滅ぼす』(新潮新書)、『思考停止社会─「遵守」に蝕まれる日本』(講談社現代新書)など多数。
郷原信郎の最近の記事
アクセスランキング
- 1
阪神・岡田監督が大山とゲラの2軍降格を明言、大山とは「きょう話したよ。本人、相当自信をなくしてるから」
デイリースポーツ - 2
水原一平被告 デカッ黒メガネ&無精ヒゲの最新姿、発した一言 人気芸人も驚き「こんなに悪い雰囲気の人やったかな」
デイリースポーツ - 3
旅館の女湯に男児2人 「見たことないくらい大きい子」にあ然… 問われる親のモラルと混浴年齢
Hint-Pot - 4
「globe」KEIKO(51)、ミニスカ姿で...マーク・パンサーと2ショット 「スタイルすごっ!」「美人すぎる」
J-CASTニュース - 5
【続報】浩子被告、被害男性に娘と会わないよう連絡 すすきのホテル殺人事件 検察の冒頭陳述で
STVニュース北海道