補足日販の「出版物販売額の実態」によれば、2022年時点で書店の出版物販売額は8157億円。これに対しネット経由は2872億円、コンビニは933億円など。ネット経由以外は押しなべて減少傾向にあり、全体額も10年前の1兆9820億円から1兆4021億円にまで減少。 他方、雑誌やコミックの売上に関しては、2022年時点で雑誌3561億円・コミック3814億円となり、特に雑誌の減少ぶりが大きいです(10年前は8652億円)。ライフスタイルの急変が、雑誌の需要を大きく減らしています。例えば今の電車内で、雑誌を読んでいる人がどれだけいるでしょうか。 なお書店数ですが、2022年度時点で8169店舗。こちらも漸減中。一時期は単に集約・大型化のための数の減少の動きがありましたが、今では純粋な数の減少となっています。特にこの10年ほどは減少度合いが大きくなっており、今後さらに加速することが予想されます。
コメンテータープロフィール
ニュースサイト「ガベージニュース」管理人。3級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)。経済・社会情勢分野を中心に、官公庁発表情報をはじめ多彩な情報を多視点から俯瞰、グラフ化、さらには複数要件を組み合わせ・照らし合わせ、社会の鼓動を聴ける解説を行っています。過去の経歴を元に、軍事や歴史、携帯電話を中心としたデジタル系にも領域を広げることもあります。
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