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不破雷蔵

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グラフ化・さぐる ジャーナブロガー 検証・解説者/FP  

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見解「103万円の壁」は国民民主党の政策の通り、その壁が制定された1995年から今まで原則変更されていないことから、最低賃金の上昇率に合わせて上げるもの(そうしないと高い所得税率が適用され、賃金上昇以上に所得税の負担が増え得ます)。それにより、本来あるべき基礎控除の形に戻し、「取りすぎていた税金を取らないようにする」もの。国の試算「国税3.6兆円・地方税4.0兆円の減収」は、いわば「国税3.6兆円・地方税4.0兆円を取りすぎていた」とも解釈できる次第です。昨今自治体の長から相次ぎ「地方税が減収する」との談話が出ていますが、それだけ取りすぎていたとも読まれてしまうのに気がつくべきでしょう。 生じうる経済効果ですが、例えば厚労省の「第20回社会保障審議会年金部会」によると、パートタイムをしている妻のうち21.8%が就業調整をしており、そのうち49.6%が「103万円の壁」のためと回答しています。

コメンテータープロフィール

不破雷蔵

グラフ化・さぐる ジャーナブロガー 検証・解説者/FP  

ニュースサイト「ガベージニュース」管理人。3級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)。経済・社会情勢分野を中心に、官公庁発表情報をはじめ多彩な情報を多視点から俯瞰、グラフ化、さらには複数要件を組み合わせ・照らし合わせ、社会の鼓動を聴ける解説を行っています。過去の経歴を元に、軍事や歴史、携帯電話を中心としたデジタル系にも領域を広げることもあります。

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