補足牛丼大手三社となる吉野家、松屋、すき家の業績動向ですが、コロナ禍で大きく落ち込んだ後は売上の回復を見せ、1年を超えて前年同月比でプラスを維持する月がほとんどとなり、少なくとも売上の上では堅調さを示しています。しかしながら客数に限ればさほど大きな伸び率は示さず、主に客単価≒商品単価の引き上げで売上アップを維持していたことが確認できます。 ここ数か月の間、松屋はともかく吉野家とすき家は前年同月比で客数が低迷し、マイナスを見せる月もあるほど。利用客離れが明確に数字に表れてきたのも、今回のキャンペーンの一因でしょう。 ちなみに直近2024年9月における客数前年同月比は、吉野家が-5.2%、松屋+8.1%、すき家+2.0%となっています。
コメンテータープロフィール
ニュースサイト「ガベージニュース」管理人。3級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)。経済・社会情勢分野を中心に、官公庁発表情報をはじめ多彩な情報を多視点から俯瞰、グラフ化、さらには複数要件を組み合わせ・照らし合わせ、社会の鼓動を聴ける解説を行っています。過去の経歴を元に、軍事や歴史、携帯電話を中心としたデジタル系にも領域を広げることもあります。
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