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不破雷蔵

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グラフ化・さぐる ジャーナブロガー 検証・解説者/FP  

報告

見解「103万の壁」つまり基礎控除が103万円なのは1995年に制定され、それから現在まで原則変更されていません。賃金水準が上がっているに控除額が上がらないのでは、控除の理念にあわない人からも税を徴収してしまうことになります。そこで、最低賃金の上昇率(1.73倍)に合わせて基礎控除を上げるのが、国民の「基礎控除を178万円に引き上げ」の政策な次第。 つまり「103万の壁」の変更話は、基礎控除を理念通りの形に是正し「取りすぎていた税金を取らないようにする」もの。国の試算「国税3.6兆円・地方税4.0兆円の減収」は、いわば「国税3.6兆円・地方税4.0兆円を取りすぎていた」と解釈できます。 なお地方税制については、元々個人住民税の類は税収のほんの一部でしかないこと、自治体の多くは自治体間の不公平感是正のための地方交付税交付金や国庫支出金で歳入の多くをまかなわれていることを記しておきます。

コメンテータープロフィール

不破雷蔵

グラフ化・さぐる ジャーナブロガー 検証・解説者/FP  

ニュースサイト「ガベージニュース」管理人。3級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)。経済・社会情勢分野を中心に、官公庁発表情報をはじめ多彩な情報を多視点から俯瞰、グラフ化、さらには複数要件を組み合わせ・照らし合わせ、社会の鼓動を聴ける解説を行っています。過去の経歴を元に、軍事や歴史、携帯電話を中心としたデジタル系にも領域を広げることもあります。

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