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藤代宏一

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株式会社第一生命経済研究所 経済調査部 主席エコノミスト

報告

補足日銀の植田総裁が先週の金融政策決定会合後の記者会見でタカ派(金融引き締めに積極的)な姿勢を示したことも円高材料ですが、それよりも米国の強烈な金利低下が効いた形です。FRBの利下げ予想は、明確に強まっており9月FOMCにおける利下げ幅が50bp(0.5%)になる可能性もここに来て急激に高まっています。日米金利差縮小はしばらくの間為替市場で意識されるとみられ、 更なる円高も考えられます。もっとも、年初のUSD/JPYは140円近辺でしたので、140という数値が円高なのか円安なのかは文脈によって大きく異なりそうです。

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コメンテータープロフィール

藤代宏一

株式会社第一生命経済研究所 経済調査部 主席エコノミスト

2005年 第一生命保険入社、2008年 みずほ証券出向、2010年 第一生命経済研究所出向を経て、内閣府経済財政分析担当へ出向。2年間経済財政白書の執筆、月例経済報告の作成を担当。2012年 第一生命経済研究所に帰任。その後、第一生命保険より転籍。早稲田大学大学院経営管理研究科修了(MBA、ファイナンス専修)。

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