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藤野智哉

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精神科医

報告

見解記事の中にもあるように認知症になると徘徊し迷子になる、火の取扱に危険が伴うなどの事情などから行動を制限され活動が減り、身体的な機能まで落ち生活の質が加速度的に低下していくことがあります。 それに対し、他者との関わりを保つことでなるべく機能を落とさず健康寿命をなるべく伸ばすことを目標に過ごされている方も多くいます。 そのためにはデイケアやショートステイなどの様々な支援サービスを用いたり施設などで刺激を入れていくことが重要にはなるのですが、金銭的な問題や情報の格差、支援者の不在などによりそこに辿り着ける方はまだまだ多くありません。 記事にあるような支援は高齢者が病院を生活の場にして終わりとせず、社会で人らしく過ごしていくためにはとても有意義なものです。もっともっと社会の理解が広がり、多くの活躍の場ができていくことが願われます。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 井上智介

    精神科医/産業医

    補足認知症と診断されると、本人だけではなく家族を含めた周りの人も色々と情報収集します。ただ、誤った認識を…続きを読む

  • 高野龍昭

    東洋大学 福祉社会デザイン学部 教授/介護支援専門員

    見解記事の前半で報じられている福岡市の「オレンジ人材バンク」は、高齢者福祉分野で大変に注目されている事業…続きを読む

コメンテータープロフィール

1991年7月8日生まれ。 秋田大学医学部卒業。 精神鑑定などの司法精神医学分野にも興味を持ち、現在は精神科病院勤務の傍ら医療刑務所の医師としても務める。

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