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藤野智哉

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精神科医

報告

見解男性の更年期に関してはまだまだ研究中のことも多く、世間にも十分な知識が周知されていない状況が続いています。男性であってもホルモンの問題で不調になることはあると知ってもらうことで病院の受診が恥ずかしいことではない、感情コントロールできないのが自分の気分だけの問題ではないことなどが伝わり、正しい加療につながることは良いことかと思います。 ただこういった分野は不安を煽るエセ医療のターゲットにもなりやすく、根拠なく男性更年期とされ高額な自費治療を受けていた方が別の疾患であったということも多くあります。テストステロン値が低い=更年期、と誤解させすぐに高額な補充療法へと誘導する自費クリニックも少なくありません。 心配な方はまずはきちんとした保険医療機関で別の疾患の除外や診断を受けることも大切です。

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    精神科医/産業医

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コメンテータープロフィール

1991年7月8日生まれ。 秋田大学医学部卒業。 精神鑑定などの司法精神医学分野にも興味を持ち、現在は精神科病院勤務の傍ら医療刑務所の医師としても務める。

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