見解とてもショッキングな事件であり、同級生や同じ年代の子を抱える保護者が不安になるのは当然です。ただこの記事をよく見ると事件後、犯人が捕まるまでのあいだに休んでいた人が大多数であり、捕まった翌日はそれでも多いものの数字自体は前日までより大きく減っていることがわかります。 犯人が捕まっていないから危険を回避するために休むことと、事件のショックや不安で休むことは別の事象です。そこを区別せず世間への影響や不安が実際以上に大きいかのように騒ぐことは更なる不安を生みます。 データやメディアから正しい情報を得て正しく不安がることが大切です。 ただ、この報道の仕方がどうであれ、最初にも書いたように多くの人がこの事件により大きなショックを受け不安の最中にいることは事実です。特に事件に近い方々には適切な心理的ケアが行われていくことが願われます。
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コメンテータープロフィール
1991年7月8日生まれ。 秋田大学医学部卒業。 精神鑑定などの司法精神医学分野にも興味を持ち、現在は精神科病院勤務の傍ら医療刑務所の医師としても務める。
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