容疑者の男 事件後の行動徐々に明らかに 自宅に防犯カメラ…周囲警戒か 中学生殺傷
テレビ朝日系（ANN）
見解闇バイト事件の報道では散々防犯や対策を呼びかけていたメディアが、事件が変われば防犯カメラをつけているだけで「周囲を警戒している」と騒ぎ出します。出前をとって家から出ない日であれば誰でもスウェットで髪を整えず、無精ひげで出ることもあるでしょう。 大きな事件が起こると様々な方向へ誘導するような記事が出ます。現時点でも犯人の精神状態に理由を求めるような記事やネット上の声が多くみられますが心身の状態に関して警察から公式に発表があったわけではなく、まだ鑑定が行われたわけでもなく何もわからないというのが事実です。多くの報道がこういった形で勝手に犯人の精神状態に理由を帰属し、精神疾患で苦しんでいる人々へレッテルを貼りますが、裁判で鑑定などの結果が出るのは随分と先で、結果誤っていたとしても当時の報道を修正や謝罪はしません。 過剰な不安に陥らないためにも、受け手が正しく情報を受け取るリテラシーが必要です。
コメンテータープロフィール
1991年7月8日生まれ。 秋田大学医学部卒業。 精神鑑定などの司法精神医学分野にも興味を持ち、現在は精神科病院勤務の傍ら医療刑務所の医師としても務める。
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