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千葉千枝子

千葉千枝子

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淑徳大学経営学部観光経営学科 学部長・教授

報告

かつて「業界のガリバー」と言われたJTBが、資本金を大幅にダウンサイジングして再起をはかる。非上場企業だからこそ、投資家の顔色をうかがうことなく、戦略的に減資に踏み切れたといえるでしょう。今、JTBは、「アジャイルで柔軟な企業体になる」という目標を掲げています。アジャイルとは「素早い」や「俊敏な」を意味しており、リスクを最小化して環境変化即応型へと体制を転換しようとするものです。今年に入りJTBでは、昭和32年から63年間発行し続けた社内報「JTBグループ新聞」を紙からwebへと完全移行するなど、デジタル化、スリム化を進めています。生き残るための術、と言うのが適切なのかもしれません。英知を結集して、この難局を乗り切ってもらいたいとおもいます。

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コメンテータープロフィール

千葉千枝子

淑徳大学経営学部観光経営学科 学部長・教授

淑徳大学 経営学部 観光経営学科 学部長 教授で観光ジャーナリスト。中央大学卒業後、富士銀行、シテイバンク勤務を経てJTBに入社。1996年有限会社千葉千枝子事務所を設立、運輸・観光全般に関する執筆・講演、TV・ラジオに多数出演。東京都・神奈川県・岩手県など自治体の観光審議会等委員を歴任。NPO法人交流・暮らしネット理事長。中央大学の兼任講師(いずれも現職)を務めている。日本記者クラブ会員。

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