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赤坂英一

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スポーツライター

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見解今オフのストーブリーグは巨人の“圧勝”と言っていいでしょうね。甲斐、マルティネスに加え、田中将大まで獲得。彼らが来年のキャンプから注目を集めることは確実で、どんな話題を提供してくれるのか、ファンもメディアも今からワクワクしているはず。 しかし、巨人の大補強が必ずしもプラスになるとは限りません。過去のケースを振り返ると、清原和博、エリック・ヒルマンが加入した1997年、陽岱鋼、山口俊、森福允彦らFA3選手を獲得した2017年はともに4位に終わっている。 今回の甲斐について言えば、最初から正捕手として起用されることで、大城や岸田が控えに回されることは決定的。マルティネスの加入に対しては、守護神の大勢が抑えの座を「諦めるつもりはない」と公言している。 そのあたり、阿部監督がどのような手綱さばきを見せるのか。そういうドキドキさせる要素もまた来シーズンの楽しみの一つかな。

コメンテータープロフィール

1963年、広島県出身。法政大卒。デビュー作は2002年の『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)。『最後のクジラ 大洋ホエールズ・田代富雄の野球人生』『プロ野球二軍監督』(同)などの電子書籍版も発売中。『失われた甲子園 記憶をなくしたエースと1989年の球児たち』(同)が第15回新潮ドキュメント賞ノミネート。他に『すごい!広島カープ』『2番打者論』(PHP研究所)など。東スポで毎週火曜『赤ペン!!』連載中。青学大・原晋監督著『魔法をかける』、元広島・達川光男著『広島力』、俳優・萩原健一の自叙伝『ショーケン』(すべて講談社)の構成も務めた。東京運動記者クラブ&日本文藝家協会会員。

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