見解これはある意味、西武にとって戦力補強や首脳陣人事以上の喫緊の課題と言えます。今季の歴史的な成績不振も、森、秋山、山川ら主力選手の流出も(彼らは決して口には出しませんが)、本拠地ベルーナドームの環境の悪さが一因であることは間違いない。 とくに問題なのは、近年ますます気温が上がっている夏の暑さ。すり鉢状の球場はただでさえ熱気が溜まりやすい上、ベルーナは屋根で蓋がされているから風が吹き込まず、気温と湿度が延々と上昇していく。球団もグラウンドとスタンドに大型扇風機、ベンチには大型クーラーを設置するなど、猛暑対策に努めていますが、抜本的に環境を改善するには至っていません。 試合前の練習を見ているだけのわれわれですら暑いのに、試合をしている選手が感じている暑さはいかばかりか。現状では1イニングごとにアンダーシャツを代えても汗ビッショリになるそうです。ライオンズ復活のためにも、一日も早い改善を望みます。
コメンテータープロフィール
1963年、広島県出身。法政大卒。デビュー作は2002年の『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)。『最後のクジラ 大洋ホエールズ・田代富雄の野球人生』『プロ野球二軍監督』(同)などの電子書籍版も発売中。『失われた甲子園 記憶をなくしたエースと1989年の球児たち』(同)が第15回新潮ドキュメント賞ノミネート。他に『すごい!広島カープ』『2番打者論』(PHP研究所)など。東スポで毎週火曜『赤ペン!!』連載中。青学大・原晋監督著『魔法をかける』、元広島・達川光男著『広島力』、俳優・萩原健一の自叙伝『ショーケン』(すべて講談社)の構成も務めた。東京運動記者クラブ&日本文藝家協会会員。
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