在任中、官舎で酒に酔った部下に性的暴行か 逮捕の大阪地検元検事正
朝日新聞デジタル
補足北川健太郎さんのエピソード。高知地検次席から転出前に地元の担当記者たちが送別の宴を催した。彼は妻を連れて出席しながらその場で民放の女性記者と親し気な様子を見せた。妻はその場では何も言わなかったが翌日ブランドバッグのリストを示す。彼に選択の余地はなく「えらい高くついた」と周囲にこぼしたという。だが重要なのは北川さんが当時高知県の不正融資事件の捜査を指揮し当時の副知事を背任罪で起訴したこと。公務員の背任は立件が少ない。後に大阪地検検事正として森友事件の背任・公文書改ざん捜査の最高責任者となった。彼なら財務官僚の背任も立件できるかと私は期待を抱き、実際、捜査に前向きだと感じたが、ある時期から急に様子が変わり、やがて全員不起訴に。それまでも本省サイドから捜査の早期収束を求める圧力があると聞いていた。今回の逮捕容疑の事案は大阪の検事正当時というから時期的に重なる。それが関係あるのかはわからないが…
宮崎生まれ。NHKで記者修業30年余(山口・神戸・東京・徳島・大阪)。森友事件取材中に記者を外され退職。経緯は文春文庫『メディアの闇「安倍官邸vs.NHK」森友取材全真相』。還暦間近なるも修業継続中。「取材は恋愛に似ている」を信条に、Yahoo!ニュースや週刊文春、週刊ポスト、日刊SPA!、日刊ゲンダイなど様々な媒体で執筆。ニュースレター「相澤冬樹のリアル徒然草」配信中→http://fuyu3710.theletter.jp/about