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能登職人を支援 展示会デザイナー

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令和6年能登半島地震

「展示会は未来をつかむ場」デザイナーが挑む復興支援ブースとは?#災害に備える #知り続ける能登

こばやしとなかむら

「東日本大震災のときは自分がどん底で、支援なんてとんでもない。余裕が一切なかった。でも、いまはできる」。そう語るのは、展示会ブースデザイナーの竹村尚久だ(54)。東京ビッグサイトや幕張メッセなどで開かれる国内有数の展示会で、数々の注目ブースを手がけてきた。いまやその名を業界で知らぬ者はいないが、かつては仕事もなく、借金に苦しむ時期もあった。そんな苦境を乗りこえた竹村が2024年夏に挑んだのが、能登半島地震からの「復興支援ブース」だ。石川県の伝統工芸品の展示を手がけてきた竹村にとって、石川は特別な場所。9月に開かれる国際見本市「東京インターナショナル・ギフト・ショー」に向け、被災した出展者とともに能登の未来を切り開くブースをつくる。「諦めなければ立ち直れる」。自らの経験を胸に奮闘する竹村を追った。(敬称略)

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