「Yahoo!ニュース 個人 10周年感謝祭」を開催しました
2012年にサービスを開始し昨年9月に10周年を迎えたYahoo!ニュース 個人(以下、ニュース個人)は、2月17日に「Yahoo!ニュース 個人 10周年感謝祭」を開催しました。
55名のオーサーとともにスタートしてから10年を経て、今ではオーサー728名、コメンテーター258名が参画するサービスへと成長し(2023年1月31日時点)、月間8,400万人以上のユーザーが利用するYahoo!ニュースの中でも大きな存在感を示しています。
2014年から形を変えながらオーサー、コメンテーターが一堂に会する場を毎年設け、一年の振り返りやアワード受賞者の表彰を行ってきました。ここ2年は新型コロナウイルス感染防止の観点からオンラインでの開催が続きましたが、今年はオフライン・オンラインによるハイブリッド形式で開催する運びとなり、10周年を祝う特別な感謝祭となりました。
今年は10周年特別賞も贈呈
年間を通じてもっとも社会の課題を伝え、議論を喚起し、解決促進に寄与したオーサーおよびコメンテーターに贈られるYahoo!ニュース 個人「オーサーアワード」とYahoo!ニュース 公式コメンテーター「コメンテーターアワード」。
さらに今年はサービス開始10周年を記念し、ニュース個人の目指す世界観を、記事とコメントの両面から長年にわたって体現していたオーサーを表彰するYahoo!ニュース 個人「10周年オーサースピリット賞」およびYahoo!ニュース 個人「10周年オーサースピリット大賞」を特別に設けました。
今年のYahoo!ニュース 個人「オーサーアワード2022」は、子どもの健康や安全を守るための情報を継続的に発信し続けた小児科医の坂本昌彦さんが受賞しました。
小児科医の坂本昌彦さん
2022年は子どもの事件や事故の報道が特に相次いだ年でしたが、真偽不明な子育て情報が話題になった際や、季節性の疾病流行時など読者が必要とするタイミングでエビデンスに基づく啓発記事をいち早く発信。知識のみならず、具体的な行動案を踏まえた解説は多くの読者の理解と気付きを促し、インターネット上の正しい情報流通に大きな功績を残しました。
Yahoo!ニュース 公式コメンテーター「コメンテーターアワード2022」を受賞したのは、カルト問題等について発信したジャーナリストの江川紹子さんと、ロシアのウクライナ侵攻について発信した神戸学院大学教授の岡部芳彦さんです。2名同時受賞はサービス開始以来初となります。
ジャーナリストの江川紹子さん
安倍元首相銃撃事件の後に行われた旧統一教会による記者会見で、メディア各社が速報記事を続々と配信する中、報道のあり方を問うた江川さんのコメントはSNSを含め大きな反響を呼びました。その後も、事件の解釈や教団の実態、宗教2世の苦しみや脱会の難しさなどを指摘し続け、自由や人権、民主主義の意味や価値を考える上で必要なものをしっかりと指し示しました。
神戸学院大学教授の岡部芳彦さん
全世界を揺るがしたロシアによるウクライナ侵攻。日々情勢が変化していく中で、岡部さんは歴史的な背景の補足や注目すべきポイントをわかりやすく発信。この戦争を我々がどう受け止めていけばよいか指針となるような価値の高い発信を続けました。ウクライナとロシアの暮らしや文化にも精通している専門家ならではの読みごたえのあるコメントからは、現地の人々の日常や当事者の様子が立ち現れます。
感謝祭に出席した「10周年オーサースピリット賞」受賞者。左上から時計回りに、中西正男さん、山路力也さん、六辻彰二さん、楊井人文さん、鳥海高太朗さん、小川たまかさん、辻野ヒロシさん、髙岡豊さん
10周年を記念するYahoo!ニュース 個人「10周年オーサースピリット賞」受賞者は以下13名です。
小川たまかさん(ジェンダーや性暴力などの社会問題について発信)
工藤啓さん(若者の就労や子どもの学習、自立などに関わる課題について発信)
JSFさん(軍事や武器・兵器の情報に関する発信)
篠原修司さん(ネット・IT業界に関する発信)
園田寿さん(ネットワーク犯罪、児童ポルノ規制、薬物規制などの刑事法に関する発信)
髙岡豊さん(中東情勢に関する発信)
辻野ヒロシさん(モータースポーツに関する発信)
鳥海高太朗さん(航空業界を中心とした交通・運輸業界に関する発信)
中西正男さん(タレントなど芸能人のインタビューや考察を発信)
不破雷蔵さん(データに基づいたニュースの解説を発信)
六辻彰二さん(国際情勢に関する発信)
楊井人文さん(メディア問題や報道のあり方に関する発信)
山路力也さん(食にまつわるニュースやトレンド分析を発信)
ライターの小川たまかさん
また、Yahoo!ニュース 個人「10周年オーサースピリット賞」受賞者の中からオーサー投票により選出したYahoo!ニュース 個人「10周年オーサースピリット大賞」は、ジェンダーや性暴力などの社会問題について取材をもとに発信を続けるライターの小川たまかさんが受賞しました。
これからの発信のあり方を考えるパネルディスカッションを実施
左から、徳力基彦さん、江川紹子さん、忽那賢志さん、後藤達也さん
感謝祭の後半では【これからの時代のプラットフォームと「ニュース個人」】をテーマに、パネルディスカッションを行いました。
パネリストとして登壇したのはジャーナリストの江川紹子さん、感染症専門医の忽那賢志さん、経済ジャーナリストの後藤達也さんの3名。ブロガーでnoteプロデューサーの徳力基彦さんのモデレーションのもと、さまざまな意見や発信力を高めるためのアイデアが飛び交う濃厚なパネルディスカッションとなりました。
パネルディスカッションの模様は後日記事として詳しくご紹介します。
エンディングには「自身の情報発信によって、どんな世の中にしていきたいですか?」というテーマで事前に募集したオーサー、コメンテーターからのメッセージを上映。
「『明日を迎えたい』と思える社会に!」、「読んだ方が前向きな気持ちになって、新たな行動を起こしたり、何かを変える一歩を踏み出したり。そんなきっかけとなるような情報を発信することで、各々が幸せを感じられる世の中にしていきたいです」など熱いメッセージが寄せられました。
ニュース個人ではこれからも「発見と言論が社会の課題を解決する」「文化の発展に寄与する」という世界観のもと、オーサー、コメンテーターの皆さまとともにさらなる進化を目指して変化と挑戦を続けていきます。
感謝祭に出席した歴代の受賞者と登壇者。左上から時計回りに、矢内由美子さん、溝口紀子さん、斉藤博昭さん、市川衛さん、徳力基彦さん、忽那賢志さん、今野晴貴さん、井出留美さん、井上智介さん、中西正男さん、六辻彰二さん、山路力也さん、楊井人文さん、坂本昌彦さん、江川紹子さん、岡部芳彦さん、小川たまかさん、辻野ヒロシさん、髙岡豊さん、鳥海高太朗さん
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