【横須賀市】レアな艦船の迫力に圧倒!海上自衛隊基地一般公開!YYのりものフェスタ
横須賀の楽しい情報を発信!うみちゃんです。
「のりもの」というテーマを通じて横須賀を楽しむイベント、よこすかYYのりものフェスタ2024が2024年6月8日・9日の2日間、開催されました。
電車、さまざまな車、バイク、重機、船などJR横須賀駅やヴェルニー公園、コースカベイサイドストアーズ、海上自衛隊横須賀地方総監部の会場で、見て、楽しむことができます。
本日は、海上自衛隊横須賀地方総監部 広報推進室にご協力をいただき、一般公開の様子を取材してきました。
その前に、先にこちらの動画をご覧ください。
潜水艦乗組員の皆さんの業務の様子や生の声を聞くことができて、より一層、海上自衛隊の仕事に興味が湧いてきますね。
海上自衛隊は創設72周年
JR横須賀駅から徒歩約3分のところに、海上自衛隊 横須賀地方総監部があります。
横須賀地方総監部の歴史は東海鎮守府に始まり、大湊、横須賀、舞鶴、呉、佐世保の5つの総監部の中で最も長い歴史があります。
YYのりものフェスタでは艦艇一般公開や陸自・空自車両等展示、各セレモニー、特別機動船等体験クルーズ、制服試着などのブース、国産水産物販売ブース、資料室展示が行われました。
護衛艦もがみ
護衛艦もがみに乗ります。
護衛艦はミサイルや魚雷などの攻撃から他の艦艇を防護する役割。防衛のため、海上でレーダーやセンサーなどを使った情報収集なども行なっています。
民間船舶の安全航行の支援も行なっています。
大きさと迫力、様々な装備にただただ圧巻です。
この部分は哨戒ヘリコプターが離着陸し、レールを利用して収納・格納されるそうです。
格納庫は高い天井に配管が巡らされており、機械室のような雰囲気。もがみの説明展示や動画が流れていました。
旧日本海軍の重巡洋艦「最上」をモチーフにした、ブラウザゲーム『艦隊これくしょん』のキャラクターがパネルで登場しており、多くの来場者が撮影していました。
横に停泊している護衛艦きりしまは公開されていませんでしたが、至近距離で見ることができました。
「きりしま」はこんごう型護衛艦で、海上自衛隊初のイージスシステム(AWS)搭載ミサイル護衛艦(DDG)です。
もがみと比較すると、馬力は約1.4倍です。高機能多目的レーダーや水上発射管など、高性能な装備が完備されています。
国を守るプロフェッショナルな仕事を肌で感じることができます。
護衛艦やはぎの横には、くまの、たかなみが停泊しています。
隊員によると「この3隻が揃うのは珍しい」とのこと。「かっこいい!」と来場者は大きな艦船を前に大喜びでした。
改めて調べてみると、さらに護衛艦の特徴がよく分かりますよ。
全ての艦船は写真に入りきれませんでしたが、筆者のお気に入りの1枚です。
目立ちにくい目的のカラーを使用して塗装してあるとのこと。横須賀の自然に馴染みながらも、存在感がありますね。
プロフェッショナルな職務
"海上自衛隊は
①我が国の領域および周辺海域の防衛
②海上交通の安全確保
③望ましい安全保障環境の創出
という3つの目標を達成するべく活動しています。"
引用:海上自衛隊HP
施設課では基地施設の建設や維持管理・修繕、施設の財産管理、地元自治体との調整、環境保全の仕事を主に行なっています。
災害派遣では施設課の車両が大活躍しています。現場で活躍するトラクターショベル8tには乗ることができ、子どもたちは大喜びの様子でした。
抜群の防衛力を誇る特殊防火被服の展示もありました。
特殊防火被服は、耐放射熱温度1000度であり、高温の放射熱を浴びても着用者の安全が保護され、ボンベの重量を併せるとその重さは約20キロにも及びます。
航空機や建物、一般の火災時に着用するそうです
潜水医学実験隊
潜水医学実験隊は「潜水に関する医学や心理学、人間工学などを研究し、深海で遭難した潜水艦から乗員を救出するという特殊な任務を担う潜水士を養成する機関」です。
潜水士は水圧に耐えながら安全で確実な救出作業を行うため、深度450メートルを想定した訓練を行います。
どのような職員さんが過酷な訓練を終え、任務されているのでしょうか。
爽やかな隊員が登場しました。
訓練について伺うと「確かに精神力が必要になる訓練ですが、仲間と支え合いながら乗り越えました」と笑顔で話します。
日々、筋トレも欠かさないとのことで、引き締まった体にしっかり筋肉がついています。
こちらの潜水士さんは深度300メートルまで潜られたことがあるとのこと。潜水士さんのパワフルな肉体と豪快な笑顔が印象的でした。
約20キロある全装備を背負わせていただきました。ズシっと重く、筆者は歩くのは無理でした。
体験後にはレアな缶バッチをいただきました。
子どもたちの撮影スポット
基地内には子どもたちが海上自衛隊の制服を着て、撮影できるスポットできていました。
護衛艦ちびしま、こいずもと一緒に笑顔で記念撮影していました。
働く隊員やヘリコプターなどの模型が精巧に作られており、子どもたちは興味津々で見ていました。
楽しいセレモニー
午前と午後には放水展示、音楽隊バレード、防衛大学校ドリル展示が行われました。
隊列を乱さず演奏しながら、行進していきます。素晴らしいマーチ演奏は基地内に響き渡り「おぉ!」という歓声が湧き上がりました。
海上自衛隊横須賀音楽隊は1954年に発足し、約70年の古い歴史があります。「士気高揚」「儀式」「広報」のための音楽演奏を任務としています。
日本各地や海外の寄港地などにも訪問しています。
2014年12月には米国ジョンフィリップスーザ財団より世界の優秀な軍楽隊コンサートバンドに贈られる最も名誉ある賞「ジョージハワード大佐顕彰」を受賞しました。
ミニコンサートでは、3曲を披露。割れんばかりの拍手とアンコールに、海上自衛隊の儀礼曲である『軍艦行進曲』で締めくくりました。
曳船による放水展示
すうっと滑らかに横須賀港に出てきた2隻の曳船。
360度回転する旋回式スクリューで小回りをきかせて移動しながら、放水する様子は、まるでペアダンスを踊っているかのように華やかです。
放水銃2丁を用いた放水は激しく、美しく放物線を描いています。同時に散水装置を作動させ、幻想的な雰囲気です。
通常、曳舟は艦艇の出入港の支援を主に行なっています。また災害支援などでも活躍しています。
防衛大学校ドリル展示
防衛大学校儀仗隊(ぎじょうたい)が軽快なドラムに合わせて登場します。
防衛大学校儀仗隊は1955年に創立され、学生のみによって編成されている部隊です。各種儀仗任務のほか様々なイベントに参加し、防衛大学校の広報活動を行っています。
ファンシードリルとは小銃を使った敬礼等の様々な動きを「見せる」演技です。美しいフォーメーションを組み、一糸乱れぬ優雅な演技に見惚れます。
演技に使用しているM1ガーランドは本物で重さは約4.3kgあり、息のあった演技をするのには相当の訓練が必要とのこと。
来場者の皆さんも素晴らしいパフォーマンスに感動していました。
女性隊員さんにインタビュー
入隊して22年のキャリアを持つ女性隊員さんに海上自衛隊のやりがいについてお話を伺いました。
「少しでも国民の皆さんの役に立ちたいと思っています。小さな達成感を積み重ねていくことでやりがいにつながっています」とにっこり。
辞めたいと思ったことはないのでしょうか。
「今まで一度も辞めたいと思ったことはないですね。職場の皆さんや家族に支えてもらい、続けられています。教育隊の時は厳しい訓練もありましたが、その厳しさがあったからこそ、今があると思っています」
はつらつした笑顔が印象的です。
仕事にも懸命に取り組み、オフタイムもしっかり楽しむという「けじめが大切」と仰っていました。
基地内では多数、女性自衛官の方がテキパキと働いており、爽やかで素敵でした。
また行きたい
普段はなかなか入ることができない基地内に、一般公開という貴重な機会に見学することができ、全てに感動の1日でした。
近くで見る護衛艦は凛としたかっこよさと美しさを備えていました。
海上自衛隊の皆さんの仕事が、国防に関する多岐に渡ることが理解でき、全身全霊で職務を全うしている姿に感動しました。
1日では時間が足りないくらい、見どころがあります。
一般公開の際にはぜひ皆さんも足をお運びください。
※取材協力:海上自衛隊横須賀地方総監部
海上自衛隊横須賀地方総監部
神奈川県横須賀市西逸見町1丁目無番地
海上自衛隊 横須賀地方総監部
TEL 046-822-3500(代表)
公式HP(外部リンク)
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