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【北京オリンピック】東京の次は北京!ソチ以来となるNHLのスター選手が、オリンピックに参加する!!

加藤じろうフリーランススポーツアナウンサー、ライター、放送作家
ソチ五輪 アメリカvsカナダ(Courtesy:@NHL.com)

国際アイスホッケー連盟(以下、IIHF)と、ナショナル・ホッケー・リーグ(以下、NHL)は、来年2月4日(現地時間)に開幕する冬季北京オリンピックに、NHLの選手が参加すると発表しました。

アイスホッケーの最高峰と呼ばれるNHLのスター選手が、祖国の期待を受けて出場することで、北京オリンピックの男子オリンピックは、掛け値なしに世界一を懸けた闘いが見られることになります!!

▼NHL選手の参加は、2014年のソチオリンピック以来

NHLの現役選手がオリンピックに初めて参加したのは、1998年に、日本で開催された「長野オリンピック」でした。

その後、2014年の「ソチオリンピック(ロシア)」まで、現役NHL選手の参加は続きましたが、NHLは自らが主催する「ワールドカップ」を再開。

前回の2018年ピョンチャンオリンピック(韓国)の際には、NHLの公式戦が続いていたため、現役のNHL選手は参加できませんでした。

▼再びタッグを組む

しかし、NHLとNHL選手会による労使協定が、2020年7月に締結。

IIHFや国際オリンピック委員会(IOC)と合意すれば、2022年の北京、2026年のイタリアで行われる冬季オリンピックにNHL選手が参加できることとなったのです。

NHLは、6月下旬に、20日間のオリンピックによる中断を含んだ、2021-22レギュラーシーズンのスケジュールを発表していましたが、NHL選手の五輪参加については明言していませんでした。しかし、ようやくIIHFとNHLが合意に達したことで、NHLの現役選手のオリンピック参加の道が開かれました。

▼参加国と試合フォーマット

北京オリンピックのフォーマットは、過去3回のオリンピックと同じとなる予定で、IIHFのランキングに基づき12か国が参加し、4か国ずつ3つのグループに分かれて予選を行います。予選で得たポイント順にランク付けされ、上位8か国が準々決勝に進出します。

参加国は以下のとおりです。(カッコ内は現時点の世界ランキング)

<グループA>

カナダ(1)

アメリカ(4)

ドイツ(5)

中国(32・開催国)

<グループB>

ロシアオリンピック委員会(3)

チェコ(6)

スイス(8)

デンマーク(12)

<グループC>

フィンランド(2)

スウェーデン(7)

スロバキア(9)

ラトビア(10)

なお、リンクサイズは、国際規格(約61m×幅30m)ではなく、幅が4m短いNHL規格(約61m×幅26m)で開催され、レフェリーもNHLのレフェリーが務めます。

フリーランススポーツアナウンサー、ライター、放送作家

アイスホッケーをメインに、野球、バスケットボールなど、国内外のスポーツ20競技以上の実況を、20年以上にわたって務めるフリーランスアナウンサー。なかでもアイスホッケーやパラアイスホッケー(アイススレッジホッケー)では、公式大会のオフィシャルアナウンサーも担当。また、NHL全チームのホームゲームに足を運んで、取材をした経歴を誇る。ライターとしても、1998年から日本リーグ、アジアリーグの公式プログラムに寄稿するなど、アイスホッケーの魅力を伝え続ける。人呼んで、氷上の格闘技の「語りべ」 

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