乾燥したお米が「新米のように炊ける」ってホント? 鮮度に合わせて炊く最先端炊飯器で試食
高校生と中学生の子どもがいる我が家。実家からは定期的に30kgものお米が送られてくるので、とても助かっています。基本的にごはんが好きで、お弁当もあるのでこの30kgも2ヶ月ほどでなくなりますが、後半になるとやはり精米したお米なので、どんどん乾燥します。
「時間が経つと、やっぱりパサついてくるのは仕方ない」とあきらめていたのですが、30kgを保管するのもなかなか大変で、そのまま常温で使っていました。
そんなお米大好きな我が家にとって、気になる炊飯器が登場しました。パナソニックのスチーム&可変圧力IHジャー炊飯器「おどり炊き」SR-VSX1(2021年6月1日より発売)です。事前に試食会があったので、さっそく食べてみたら……明らかに味に違いが!
■いつもの(乾燥した)お米が新米のように炊ける
パナソニックによると、お米は常温保存(20度)の場合、精米直後は含水率が14%、2週間後には12%に減ってしまうそうです。送られた30kgを食べきる頃にはお米がめちゃくちゃ乾燥してるわけですね……。
そんな乾燥が進んでしまったお米も、パナソニックのスチーム&可変圧力IHジャー炊飯器「おどり炊き」SR-VSX1では精米直後の米のように炊けるとのこと!
新モデルは、お米の鮮度による炊き分けができる機能を搭載しています。リアルタイム(0.1秒)で釜の中の圧力を検知。減圧スピードの違いでお米の鮮度まで見極めることが可能とのこと。減圧が遅いと精米したての新米、減速が速いと乾燥した米と見極めているそうです。
そして、水分量の多い精米直後の米の場合は、250度の高温スチームで余計な水分を飛ばすことでハリが10%アップ。乾燥した米の場合は、スチーム温度を180度にすることで、パサつきや甘さの低減を抑制し、みずみずしさを改善するとのこと。
というわけで、スーパーで売っている5kg680円、精米してから2週間以上経過しているお米で炊飯比較が行われました。「おまかせ見極め炊き」のありとなしモデルで同時に炊き上がったごはんを食べ比べしました。
「おまかせ見極め炊き」ありのほうは、ごはんを混ぜる時点で違っています。しゃもじがずっしり。なしのほうは、ごはんが軽く感じました。見た目に差はほとんどありません。
食べてみると、確かにありのほうは、みずみずしさを感じます。特に違いを感じたのは、冷めてきたとき。「おまかせ見極め炊き」なしのほうは、パサついていました。おにぎりにすると、より違いがわかりそうですね。センサーがちゃんと働いているんだな、と実感しました。
■「今年の出来映え」に合わせた炊き方をしてくれる
新モデルでは、銘柄米をおいしく炊き上げるために、お米の性質や味に合わせて自動で炊き分けてくれます。銘柄の種類は、なんと63銘柄。そちらから銘柄を選んで、セットして使うようです。ただ、新米と古いお米をセンシングして調整できるのですから、これも自動でやってくれたらいいのに……と、ちょっと残念に思いました。設定などをする必要がなく、お米に合わせて炊き分けてくれるのが理想だと個人的には思っています。
感動したのは、アプリとの連動です。スマートフォンと連携して、収穫年ごと天候やお米の特性に合わせてアップデートするそうです。21年度のアップデート予定は、炊き分け(白米・無洗米)、銘柄米(白米・無洗米)のコシヒカリ、魚沼産コシヒカリ、あきたこまち、ひとめぼれ、ゆめぴりか。やっとIoTらしくなってきましたね。こちらの機能も楽しみです。
撮影協力:パナソニック株式会社
製品情報:スチーム&可変圧力IHジャー炊飯器 SR-VSX1シリーズ (6月1日発売)