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心を込めて作った食事は「母の食卓」がテーマ!からだに優しい日替わりランチと自家製パンが人気のカフェ

はらぺこえりむし旅するグルメライター/カフェマニア

進学や就職などで実家を離れてひとり暮らしを始めると、時々無性に「お母さんのご飯が食べたいなぁ」と感じることはありませんか?自炊をしたり外食やテイクアウトで食事をまかなったりするのもいいですが、素朴ながらもたくさんの愛情が詰まった「おふくろの味」は、ふとしたときに思い出して懐かしい気持ちになるでしょう。そんな、「お母さんのごはん」をテーマに、からだにやさしいランチやスイーツを提供しているのが、この日訪れた「K.COLY-COLY」さんです。地下鉄駅近くの好立地で見つけた“まるで実家のようなカフェ”は、想像していた以上にたくさんの愛に溢れていました。

「K.COLY-COLY」ってどんなお店?

「K.COLY-COLY」さんがお店を構えるのは、愛知県の県庁所在地・名古屋市との市境付近となる日進市赤池町。名古屋市営地下鉄鶴舞線終着駅の赤池駅から歩いて5分ほどで行くことができます。近隣には大型ショッピングモールの「プライムツリー赤池」があり、ショッピングついでのランチや休憩にもぴったりな好立地で営業。そんな同店は連日多くのお客さんで賑わい、その多くがリピーターとなっているようです。

店内のインテリアはとてもシンプル。一般的なカフェや喫茶店、洋食店といった雰囲気なので、個性が強いトレンド要感満載のお店よりも入店の敷居は低く、訪れる客層を選ばないところもポイントです。

体も温まる「白湯」のサービスが嬉しい

テーブルに着くとさっそく運ばれてきたのは、温かいおしぼりとほどよい温度の白湯。飲食店へ入ると、まず水やお茶が出てくることが一般的な印象です。白湯を提供しているお店はちょっと珍しいですよね!訪問時はまだ風が冷たい季節だったので、湯気の立つあつあつのおしぼりと白湯に思わず癒されました。

ショーケースの中にはたくさんのスイーツが

お店に着いたのはランチタイムに差し掛かるころでしたが、まだあまりお腹が空いていなかったので、今回はスイーツをいただくことにしました。ショーケースの中にはタルトやチーズケーキなどバラエティ豊かな手作りケーキが並んでおり、ラインアップは一部日替わりとなっているようです。

看板商品は、スポンジケーキにふわふわの生クリームをたっぷりとまとわせた「もうもうさん」。白地に黒の反転を描いたその見た目はホルスタイン牛そのものです。

さっそく、ドリンクとともに「もうもうさん」を実食。「K.COLY-COLY」さんではクリームソーダに手造りジャムを使っていると聞いて気になっていたので、今回飲み物は「すももクリームソーダ」をオーダーすることにしました。

「もうもうさん」の黒斑の部分は黒ごまペーストを使っているので、ごまの香ばしい風味もしっかりと楽しむことができます。スポンジ部分はほどよい弾力で、スイーツといえどなかなかの食べごたえがありました。

「すももクリームソーダ」はグラスの底にすももジャムが溜まっているので、炭酸水に溶けたアイスクリームが膨張してこぼれないよう気をつけながら優しくかきまぜて飲みましょう。すももジャムは想像していたよりも酸味があり、アイスクリームの甘さが溶け込むことによってちょうどいい味わいに。さっぱりとした味わいなので、気温が高くなるこれからの季節にもぴったりなさわやかドリンクです。

内容は日替わり!ていねいに盛り付けされた人気のランチ

スイーツを堪能していると、さきほどまで先客のひと組しかいなかった店内にはランチを求める多くのお客さんが席に着き、気付けばいつの間にか満席となっていました。ランチの内容は日替わりで、調理から盛り付けまですべてを店主ひとりで行います。しかし、提供するランチの内容があらかじめ決まっているため、慣れた手つきでささっと綺麗に盛り付けて次々と料理が完成。店内が満席であってもさほど待つことなく料理が提供されるのは嬉しいことですよね!

盛り付けられたランチがこちら。日替わりのメイン料理とデリを盛り付けたワンプレートを主軸に、玄米ごはんと具沢山の味噌汁がついてきます。店主いわく「特に変わったものは作っていない。お母さんが家で作るごはんをただ盛り付けて提供しているだけ」とのことですが、実際に家庭でこれほど品数の多い食事がテーブルに並ぶことはなかなかありませんよね!

ひとつひとつの見た目や味わいはシンプルでも、たくさんのおかずが盛り付けられているので豪華な見た目になります。この日のメイン料理は「豆腐ハンバーグ」。その周りを囲むように、いろとりどりの野菜を使ったデリを少量ずつ盛り付けると、栄養たっぷりでヘルシーなひと皿が完成します。からだに優しい素材を選んで美味しい食事を作る店主は、まさにみんなの「お母さん」ですね!

テイクアウトOK!大人気の手造りパン

お店をあとにしようとしたタイミングで、常連のお客さんに「もうすぐパンが焼きあがるから、時間があるならそれも取材していくといいよ」と声をかけてもらったので、せっかくならばとパンの焼き上がりを待たせてもらったこの日。ランチの提供が落ち着いた13時ごろ、カウンターの上には店主が手造りした美味しそうなパンがたくさん並びました。店頭販売と同時に予約分を取り分ける店主。人気商品は1時間もかからずに完売してしまう日もあるそうで、目当ての商品がある場合は予約をした方が確実でしょう。「取材してくれたお礼に」と、この日は特別に2種類のパンをプレゼントしていただきました。サイズはやや小さめですが、噛むほどに小麦の香りと美味しさを感じられる本格的な味わいで、「これは、人気商品になるはずだ」と、パンをかじりながら思わず納得。前述のランチやスイーツと合わせて、手造りパンにもぜひ注目してください。

「K.COLY-COLY」の詳細情報

【住所】愛知県日進市赤池町箕ノ手2-1521
【電話番号】052-804-8668
【営業時間】10時00分~18時00分
【定休日】日曜日
【公式サイト/SNS】Instagram

気さくな常連さんが集まる和やかな空間

スイーツとドリンクをいただいてすぐに退店する予定でしたが、この日は常連客のみなさんと会話が弾み、結局1時間半以上長居していました。筆者以外のお客さんも、食後も引き続きゆったりとおしゃべりを楽しんでいる方がほとんどで、その様子が「K.COLY-COLY」さんの居心地の良さを物語っているようでした。先日オープンから11周年を迎えたばかりの同店。これからも末永く、店主にはまちの「お母さん」として料理の腕を振るってもらいたいと、今回お店を利用させていただいたひとりの客として願っています。みなさんも近くを訪れる機会があれば、ぜひ一度立ち寄ってみてくださいね!

旅するグルメライター/カフェマニア

常にごはんやスイーツのことを考えている食いしん坊主婦。興味の赴くまま日本全国を旅しながら美味しい食べ物を発掘し、「旅」と「食」をテーマに地域やお店、商品の魅力を発信している旅人グルメライター。取材や執筆の合間は気になるカフェへ足を運び、これまでに訪問したカフェは1300軒以上!ネットや書籍で情報収集するよりも、実際に自分の足で歩いて見つけたお店や直感で魅力を感じたお店を中心に訪問し、レポート形式で記事を執筆している。ホイップクリームやバターがたっぷりなクレープと卵料理、チーズ、炙りのお寿司が特に好き。コーヒーも飲むけどどちらかといえば紅茶派。お酒は飲めるけどすこぶる弱いのが玉に瑕。

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