【札幌市中央区】オータムフェストで炭鉄港めしを味わう!美唄やきとり&室蘭やきとり 9/26-29
食欲の秋ですね。大通公園ですね!
9/26-9/29
【炭鉄港めし】フェスタが、さっぽろオータムフェストの8丁目会場で開催されます。
実は、炭鉄港的な札幌。
残念ながら、札幌市は日本遺産炭鉄港に参加している自治体ではありませんが、最近加入した江別と、重要な構成自治体である小樽に挟まれた、いわば広域炭鉄港エリアの一部?に位置しています。
永山記念公園にある【三菱鉱業寮】、そして知事公館はかつて【三井別邸】、どちらも炭鉄港で栄華を極めた会社の施設でした。
英語としては、ズバリ【日本の北の産業革命】というような意味に訳されることもあり、北海道の石炭に関係した産業、つまり炭鉱、鉄道、鉄鋼製造、石炭の積出港、ハイカロリーなフード、文化、最近のれんが製造など、なぜ北海道が大切だったのかを理解できる価値観となっています。
と、炭鉄港ガイドとしての活動も多い私は、説明にも力が入ります笑
札幌と炭鉄港も、苗穂駅をはじめとした鉄道、各商社の支店など切っても切れない関係にありました。
札幌の個性を決めた時代といえば、なんと言っても最初期の開拓使時代と、オリンピックをピークとする支店経済も含めた時代(私は味噌ラーメンなどがこの時代の代表的な文化だと思ってます)に挟まれた格好で少し見えにくい時代かもしれません。しかしとても大切な時代です。
炭鉄港めし
炭鉱労働者や港湾労働者が手軽にエネルギーを補給できる食文化が発達したしたのは、炭鉄港メシに限らず、コーニッシュパイ(パスティ、イギリスのコーウォール地方の牛肉と野菜のパイ包み)など世界のあちこちに見ることができます。
北海道でも写真にもあげた夕張カレーそば、などかなりのカロリー、温まります。
私もかつてウェブ媒体に記事を書いたので、ご参照ください。
北海道も急激に秋となりましたが、今回取り上げる炭鉄港めしの中でも有名な【美唄やきとり】と【室蘭やきとり】は、きっと身体を温めてくれるのではないでしょうか?
美唄やきとり
美唄やきとりについては、こちら。
美唄には濃い鶏を食する文化があります。市内の中村町のとりめしは、以前炭鉄港ガイドの時にもご案内させてもらいましたが、貴重なタンパク源だった鶏をあますところなく使ったもので、この時より美唄の鶏リスペクトの文化は発達したと思っています。
私は仕事柄岩見沢にはしょっちゅう行きますが、この岩見沢にも美唄焼き鳥の名店がたくさんあります。
歴史的にも農業と炭鉱のハイブリッド文化を持つ美唄の歴史を感じますね。
室蘭やきとり
室蘭やきとりについては、こちら。
室蘭は製鉄、製鋼、港湾そして鉄道の、非常に力強い文化が集積された町。それゆえに特に炭鉄港めし、あるいは様々なエナジーフードが発達した町で、カレーラーメンなども見逃せません。
やきとりはご存じ鶏ではなく豚を使ったもので洋芥子と玉ねぎと合わせて各店オリジナルの甘辛タレにつけたものですね。こちらは室蘭の中でも輪西地区で発達したものです。
歴史としては、養豚が奨励され、モツに関しては地元消費が認められたので、それが製鉄製鋼労働者などのパワーフードとして広まったのです。
歴史を感じよう。
北海道の食文化には、それぞれ独自のルーツがあります。炭鉄港めしも含めて忙しい港湾労働者が荷物を担ぎながら片手で食べられる餅、寿司、蒲鉾などが発達した小樽のフード、本州からの出張族の味噌汁を懐かしむ気持ちがきっかけとなって生まれた味噌ラーメン。また函館の塩ラーメンや中空知の食文化には日本国外のインパクトもあります。
そうした歴史を感じながら、大通でやきとりをつまむのも面白いのではないでしょうか?
★炭鉄港めしフェスタ★
さっぽろオータムフェスト
日時: 2024/09/26-29
10:00-20:30
場所: 札幌市中央区大通西8
大通公園8丁目会場【ほっかいどう市場】