NTTドコモがグーグル「Nexus 5X」を発売
NTTドコモは9月30日、グーグルのAndoridスマートフォン「Nexus 5X」(LGエレクトロニクス製)を発売すると発表した。
Nexus 5Xは9月29日にグーグルが記者会見イベントで発表したばかりのモデルだ(グーグルではファーウェイ製「Nexus 6P」も発表したが、こちらはNTTドコモでの取り扱いはない)。
Nexus 5Xは、最新OSとなるAndroid 6.0マシュマロを搭載したモデルで5.2インチフルHDディスプレイを採用する。12.3メガピクセルの背面カメラ、5メガピクセルの前面カメラとなっており、指紋認証機能も備えている。充電にはUSB Type-Cケーブルを採用。アメリカでは16GBが379ドル、32GBモデルが429ドルとなる。
NTTドコモでは2011年にはサムスン電子製「GALAXY NEXUS」を販売したことがある。当時、NTTドコモはiPhoneを取り扱っておらず、iPhone対抗として、グーグルのリファレンスモデルで勝負したいという意向があったようだ。
しかし、当時は日本特有機能が搭載されていないこともあり、あまり人気が出なかった。そのため、NTTドコモではNexusシリーズの取り扱いをあっさりと辞めた経緯がある。
その後、日本では、これまでワイモバイル(旧イー・モバイル)がNexusシリーズを独占的に取り扱ってきた。
今回、NTTドコモとしては、久々のNexusシリーズの取り扱いとなる。3キャリアでiPhoneを販売し、端末ラインナップでの差別化に苦しむ中、262.5Mbpsに対応したNexus 5Xで顧客獲得を有利に進めたいようだ。