京都コーディネーターのまーちです。
3月に入り、ぐっと暖かい日が増えてきましたね。今年の冬は思った以上に降雪が多く寒さ厳しい冬だったので「やっと春らしくなった」と喜んでいたのも束の間、今年も毎年恒例の花粉症が始まり「これも春の訪れだな」と実感しています。

3月上旬には京都市内の早咲きの桜があちらこちらで開花していきますが、私が毎年訪れている早咲きの桜スポットは堀川今出川を下がった「一条戻橋」の河津桜。早速観に行ってきました。

一条戻橋は、堀川今出川交差点から堀川通を少し南へ下ったところにあります。最寄りのバス停は京都市バス「一条戻橋・晴明神社前」。なお、車を停めるスペースはないのでお車の方は近くのコインパーキング利用がおすすめです。

戻橋は平安京造営の際に堀川に架けられ、ずっと同じ堀川一条の場所にあります。
平安時代、三善清行が亡くなった際に子の浄蔵がこの橋の上を通っていた棺にすがって悲しみ、神仏に祈願したところ、父清行が蘇生したという伝説から「戻橋」と名付けられました。その他にも、安倍晴明がこの橋で殺害された父を呪法を使って蘇生させたなど、いくつかの伝説が残る戻橋は今も「あの世」と「この世」のつなぐ橋と言われていますね。

堀川一条の戻橋に近づくと、河津桜が見えてきました。
東側に2本の河津桜が植えられていますが、今週火曜時点ではどちらも二〜三分咲きですが、綺麗に桜が咲いていました。

青空の下で河津桜の濃いピンク色が映えますね。
この日もご近所の方や自転車ツアーに参加された海外の方など多くの方が河津桜を観にいらしてました。

一条戻橋の北側は小さな公園のようになっていて、遊具や砂場もあります。また戻橋から階段で堀川へ降りることもできますので、河津桜を眺めつつ、公園や堀川沿いの遊歩道をお散歩するのも気持ち良さそうです。

今週は暖かい日が続いているので、週末には開花がさらに進みそうですね。
一条戻橋の河津桜で、春の訪れを感じてみませんか？

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