【高岡市】災害に強い地域づくり 防災士を招いて野村公民館で防災講演 男女共同参画推進委員が開催
大正12年9月1日に10万人以上の死者、行方不明者をだした関東大震災が発生したことから、 その大惨事を忘れないため、9月1日が防災の日と定められました。
9月1日は防災の日。9月には多数の防災の講演会や、イベントが市内で開催されました。こちらは高岡市立野村公民館です。ここでも防災士を招いて男女共同参画における防災の講座が行われました。主催は、野村地区と牧野地区の男女共同参画推進委員です。「ぜひ男女共同参画における防災について学んで広めてほしい。」ということでお招きいただきました。
主な参加者は連合自治会や単位自治会の役員をはじめ、防災に関心のある住民です。能登半島地震を経験し、対応できなかったこと、考えなくてはならないことが多数発生して、事前の準備が足りず、反省して受講を決めたという方もおられました。
講師は防災士の中村晴美さんでした。 防災士としての知識や、家にあるもので作ることができる簡易的なトイレ、能登半島地震での教訓を教えてくださいました。
簡易トイレを作りながら、災害時には主に女性や子どもに、性被害が起こりやすいということを教えていただきました。仮設トイレの設置場所には気を配ってくださいとの言葉に、自治会役員のみなさんは深く頷いておられました。また、 災害用伝言ダイヤルは、練習できる日が設けられていることを教えていただきましたよ。
毎月1日,15日 00:00~24:00
正月三が日(1月1日00:00~1月3日24:00)
防災週間(8月30日9:00~9月5日17:00)
防災とボランティア週間(1月15日9:00~1月21日17:00)
事前に利用した経験があると安心です。ぜひ家族揃って練習してみましょう。
また、このような用紙もいただきました。記入してお子さんのランドセルに入れておくと、いざという時の備えになりますね。ただし、個人情報なので取り扱いには子供達としっかり話し合い、守らなくてはなりません。
地域の防災を知り、有事の際にリーダーとなるチームの中には女性の役員も置くことや、炊き出しは女性部や婦人会が行うと決めつけないこという、男女共同参画の視点から、様々な学びを得ることのできる講習でした。中村さんによると、「自治会やPTA、女性部など様々な場で防災について講演しています。ぜひみんなで学んで災害に強い地域になりましょう。また、防災士の資格は誰でも取得可能です。みなさんに取得してほしい資格です。興味のある方はお近くの自治会の方や、市役所に相談してみてくださいね。」ということでしたよ! 野村地区・牧野地区の男女共同参画推進委員の皆さん、お招きいただきありがとうございました!