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【宇治市】関西初「お互いさまチケット」恩送りの取り組みが、のぞみ鍼灸整骨院にてスタートしました!

さかみち地域ニュースサイト号外NETライター(宇治市・城陽市)

日本には古来より「恩返し」の文化がありますが、近年その進化版ともいえる「恩送り」という言葉が広がっているのをご存じでしょうか?

人に親切にしてもらったら、その人にお返しするのが「恩返し」。知らない誰かのために何かを送るのが「恩送り」です。海外では「ペイフォワード」と呼ばれています。

そんな恩送りができる制度が、有限会社こじま「のぞみ整骨院グループ」で始まりました。すてきな取り組みだと思いましたので、ぜひご紹介させてください!

お互いさまチケット開所式の様子
お互いさまチケット開所式の様子

「のぞみ整骨院グループ」で取り入れられたのは、「お互いさまチケット」という制度。

同院では、産後ママや女性を支援する「mamaclub」という取り組みを行っており、この「お互いさまチケット」は、その中のサービス「産後骨盤矯正」や「ママのボディケア(鍼灸マッサージ)」で使ってもらうことができます。

お互いさまチケットの仕組み(のぞみ整骨院グループの場合)

【支援したい人】
のぞみ整骨院大久保院で、500円、1,000円、3,000円、5,000円いずれかの「お互いさまチケット」を購入。掲示板に貼り付け

【支援を受けたい人】
掲示板に貼り付けられたチケットを自由に受け取り、「mamaclub」のサービス「産後骨盤矯正」「ママのボディケア(鍼灸・マッサージ)」で割引券として使用。

お互いさまチケット開所式の様子
お互いさまチケット開所式の様子

実はこの「お互いさまチケット」は、福島市のNPO法人チームふくしまの事業のひとつ、「お互いさまの街 ふくしま」の取り組みがきっかけでスタートしました。まだ見ぬ誰かのために先払いをすることで、困っている人がサービスを受けられる。福島市では飲食店をはじめ、さまざまなお店や企業がこの取り組みを行っています。

発案者は、当時のNPO法人チームふくしま理事、故吉成洋拍さんです。東日本大震災後、避難所での炊き出しボランティアをされ、チームふくしまメンバーと「福島ひまわり里親プロジェクト」を立ち上げ、理念「For you For Japan」のもと、福島を「同情の街から尊敬の街にする」と突き進んでおられた吉成さん。志半ばで病に倒れられましたが、その想いは現在も引き継がれているのです。

現在では、福島県内のみならず、県外でも「お互いさまチケット」の取り組みに共感する企業・店舗が「お互いさまチケット」を導入。「のぞみ整骨院グループ」の取り組みは関西初、鍼灸院としては全国初の取り組みとなりました。

「のぞみ整骨院グループ」は、NPO法人チームふくしまの別事業である、福島ひまわり里親プロジェクトに2011年から参加。そのご縁もあり、この「お互いさまチケット」導入を始められたそうです。

導入して1カ月ほどですが、写真のように、メッセージ付きのチケットが次々と集まっています。整骨院に来られた方がこの制度を知り、購入してくださることもあるそう。また、チケットを使用して誰かの恩をいただき、次の誰かのために恩送りでチケットを購入してくださるという方もいらっしゃるそうです。

支援を受けることも、支援をすることも、思いやりの連鎖です。お互いさまの精神が自然に広がっていくといいですね。

FMうじ出演時の小川先生
FMうじ出演時の小川先生

のぞみ整骨院の小川先生は、「将来的には、のぞみ整骨院だけでなく、近辺の飲食店や小売店などさまざまな業種が導入し、いろんなところでお互いさまの精神が広がっていくことをのぞんでいる」とおっしゃっていました。

実際にふくしまでは、パン屋さんやカフェなど飲食店が多く参加しています。お金のない学生さんが「お互いさまチケット」でラーメンを食べる、そして社会人になったとき支援をする側にまわる…そんな循環も生まれているそうです。このような支援の輪が宇治市、城陽市、京都、さらに全国へとつながっていくといいですね。

【基本情報】
のぞみ整骨院大久保院
所在地:宇治市大久保町井ノ尻22-1
電話番号:0774-39-4154
のぞみ整骨院グループHP

地域ニュースサイト号外NETライター(宇治市・城陽市)

地域ニュースサイト号外NETで京都府宇治市・城陽市を担当しています。メルマガ制作からスタートしライター歴は約15年、現在はWeb記事制作を中心に活動中です。2020年には「世界一やさしい Webライティングの教科書 1年生」を出版しました。城陽に住んで約50年、子育ても終わり、「地元に貢献する仕事をしたい」と2021年より号外NETのライターを始めました。宇治市・城陽市のお店やイベント、地域活性化のためにがんばる人々を「情報発信」という形で応援していきます。

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