文在寅批判の「美人過ぎる」野党議員…過去には「親日派」報道も
韓国最大野党・自由韓国党の羅卿ウォン(ナ・ギョンウォン)院内代表が、文在寅大統領の「対日発言」を厳しく批判。そのことが日本でも報道されている。
羅氏は14日に開かれた党の非常対策委員会の会合で、「日本はもっと謙虚に」などと発言した文在寅氏の年頭会見について「日本を不必要に刺激したのではないかという話がある」と指摘。「文在寅政権が、反韓感情が極度に高まっている日本をどうにもならない状況まで追い込むならば、韓国への経済的な打撃はもちろん、韓米日同盟の弱体化に対する懸念が深まるだろう」との懸念を示した。
女性として初めて同党の院内代表となった羅氏は、韓国で長らく「美人過ぎる議員」として注目を集めてきた人物だ。その容姿のせいで、政策とは関係ない部分がメディアのネタになってもきた。
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羅氏は1963年生まれの元判事で、2008年の国会議員選挙で初当選した。2011年のソウル市長選では「美人候補」として有力視されながら落選。その際、「年間1億ウォンをエステでのスキンケアに費やしている」「祖父が大日本帝国巡査の親日派」などの虚偽情報が流布され、一部について発信元の人物に罰金刑が科される騒ぎになった。
もっとも、こんなのは外野が勝手に騒いでいるだけのことであり、本人は実力派として着実に存在感を増してきた。2015年2月には、国会の外交統一委員長に女性議員として初めて就任。これは、対北朝鮮関係や対日関係などを担当する重要ポストである。
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日韓関係は、当時も従軍慰安婦問題で険悪だったが、羅氏は「世界ダウン症の日」のイベント参加に合わせるなどして来日。安倍晋三首相との会談を模索したこともあった。メディアのインタビューなどでは当時から、「韓日関係をこのまま放置するのは私たちにとっても損失」と強調していたことが記憶に残っている。