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【富士市】するがのくにの芸術祭「富士の山ビエンナーレ」富士川エリアは12/21・22で終了します。

あけぽん地域ニュースサイト号外NETライター(富士市)

するがのくにの芸術祭「富士の山ビエンナーレ」が2024年12月22日まで開催中です。

富士市・富士宮市・静岡市(蒲原・由比)の三市を繋ぐするがのくにの芸術祭「富士の山ビエンナーレ」第5回は、富士の山ビエンナーレ2024inエキキタと称して「記録と記憶そして物語へ」をテーマに、第一会場を富士駅北口解体予定ビル群・これまでの富士川エリアを第二会場にいま街に残る時間と空間を12名のアーティストがカタタチに変えて制作展開いたします。(公式サイトより)

富士駅北口解体ビル群の第一会場は12月8日をもって終了しました。

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第二会場の富士川エリアは3名のアーティストが旧東海道歴史建造物に作品を展開しています。土日祝の10時~16時まで開催されています。

残すところ、あと3日です。

2年に1度の芸術祭!

是非、ご覧ください。

会場には作品の説明をしてくださるスタッフさんがいらっしゃいますので、お話を聞いてみてくださいね。

展示作品をご紹介します。

西島雄志「舟 fune」

会場:小休本陣「常盤家住宅主屋」:富士市岩淵455

会場は国有形文化財に登録されている小休本陣「常盤家住宅主屋」です。

東海道の宿場間をつなぎ、多くの人や物が往来した場。富士川の冷気とともにあるこの建物も渡し舟の待合のためのもの。

江戸時代は度重なる富士川の氾濫の歴史があり、この広い川のこちら側とあちら側を行き来することは大変だったことが想像できる。水の流れ、時代の流れを長い目で見てきたこの建物は「人」の「気配」に満ちている。

「水」、「時」、「人」の流れに身を任せるのか、争うのか。この場でゆっくりと感じて、そこから考えてみたい。ひとりひとりの意識が全体意識となり大きな流れを創り出す。どの舟に乗るのかは自分次第。

山形敦子「蛇の顔をした川、川の顔をした蛇」

会場:富士川民俗資料館:富士市岩淵8-1 

富士川は氾濫それに翻弄された人間の歴史を持つ。氾濫の度に地形を変えてしまう土地に生きる人々は、なす術もなくそれに合わせて住まいや営みを変えて生きるしかなかっただろう。富士川の昔話には大蛇が出てくるものが多くある。

理解の範疇を超えた自然現象は蛇の顔に見えたのか。それとも、大蛇は目の前にいて、川の顔をして人間の前に現れているのか。移築前の旧稲葉邸があった松野には、蛇の聟入り(むこいり)の昔話が残る。蛇は人の家の中にも入りこんでいたのだ。

中島 崇 「happines」

会場:光福山 新豊院 富士市岩淵328

岩淵にある光福山 新豊院にて毎年開催されている大布に描かれた聖観音像(45m×18m)の展示土台に、インスタレーション作品を制作されました。

聖観音像が展示された翌日、11月25日より公開製作が始まりました。

形の卍の意味合いはサンスクリット語で「おめでたいこと」、「幸福」を表します。

透明のストレッチフィルム(梱包材)で描いた卍が斜面にある光や影、風や雨の形や音を可視化し、秋の木々や草花と共に鑑賞者とこの場を包みこむhappinessになればと思っています。

地域ニュースサイト号外NETライター(富士市)

埼玉生まれ。千葉・神奈川・埼玉・栃木・茨城を経て、2002年より静岡県富士市民。好奇心旺盛でドライブ・温泉・神社仏閣・イベントが大好き。得意なことは情報収集。2019年10月より【号外NET富士市・富士宮市】のライター。2021年10月より【Yahoo!ニュース】地域クリエイター富士市担当。

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