【東近江市】今年を逃せば、次は2056年! 数十年ぶりに旧国宝にして現重文の秘仏が特別公開されます
聖徳太子が馬を繋いだと伝わる松をはじめとして、聖徳太子とのゆかりが大変深い寺院である石馬寺。
聖徳太子1400年御遠忌記念によって、こちらでは実に70年ぶりに秘仏が公開されます。今年2023年の6月にも「前期」として公開されており、2023年10月7日から22日までの公開は「後期」となります。
そして建部瓦屋寺町にある瓦屋禅寺でも、50年ぶりに秘仏が公開されます。
瓦屋禅寺は本堂をはじめ、多くの建造物が国の登録有形文化財に指定されており、2023年12月3日まで公開される十一面千手千眼観世音菩薩立像も旧国宝にして現国重要文化財指定を受けています。
四天王寺を建立する際に、この地で10万枚を超える瓦が制作されたことが寺名の由来とされています。
もともとは聖徳太子によってまず「瓦寺」が建立され、その後に源仁僧都によって「瓦屋寺」として再興され、さらに江戸時代になると臨済宗妙心寺派の「瓦屋禅寺」として中興しました。瓦屋禅寺も石馬寺と同様に、とても歴史深い寺院です。
秘仏の次回の公開は33年後を予定しており、2056年となる予定です。
拝みたくなった際にすぐ拝めるとは限らないのが、秘仏です。現時点では「仏像にはまったく興味がない」という方も、時間の流れとともに心惹かれる日が来るやもしれません。
この機会に各寺院へとお出かけして、古くから伝わる秘仏を直に見てみてはいかがでしょうか。
【秘仏特別大開帳】
所在地
滋賀県東近江市五個荘石馬寺町823
(※石馬寺)
滋賀県東近江市建部瓦屋寺町436
(※瓦屋禅寺)
石馬寺特別大開帳
2023年10月22日まで
瓦屋禅寺特別大開帳
2023年12月3日まで
電話番号
0748-48-4823
(※石馬寺)
0748-22-1065
(※瓦屋禅寺)