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羽田~仙台、羽田~福島の臨時便を運航。東北での地震による東北新幹線運転見合わせの代替手段に

鳥海高太朗航空・旅行アナリスト 帝京大学非常勤講師
仙台空港の出発ロビー(2021年3月撮影)

 3月16日夜に発生した東北地方を中心とする地震の影響で、東北新幹線は宮城県白石市の白石蔵王駅近くで「やまびこ223号」が脱線し、3月17日午前8時時点で那須塩原駅~盛岡駅間で運転見合わせとなっている。運転再開の目処は立っていない。また高速道路も東北自動車道、常磐自動車道などで福島県内・宮城県内の一部区間で通行止めとなっている。

 今回、仙台空港や福島空港など地震が強かった地域の空港については、安全が確認されたことで今朝から通常通りの運航になっていることから、ANAでは3月17日に羽田~仙台、羽田~福島に臨時便を飛ばすことを発表した。

■ANA

羽田~仙台線(3月17日運航便)

ANA1501便 羽田11:00発 仙台12:00着

ANA1503便 羽田14:20発 仙台15:20着

ANA1502便 仙台12:40発 羽田13:40着

ANA1504便 仙台16:00発 羽田17:00着

※上記便はエアバスA321型機で運航予定

(3月17日10時30分追記)以下の便も追加で設定された。

ANA1509便 羽田18:00発 仙台19:00着

ANA1510便 仙台19:50発 羽田20:50着

※ボーイング767-300型機で運航予定

普通運賃(フレックス)で2万5600円、障がい者割引で1万2700円(片道あたり)などの設定になっている。

羽田~福島線(3月17日運航便)

ANA1505便 羽田11:00発 福島11:50着

ANA1507便 羽田14:05発 福島14:55着

ANA1506便 福島12:25発 羽田13:20着

ANA1508便 福島15:25発 羽田16:20着

※全便ボーイング737-800型機で運航予定

普通運賃(フレックス)で2万5370円、障がい者割引で1万2470円(片道あたり)などの設定になっている。

 両路線ともに通常は定期便の運航はないが、これまでも東北新幹線が長時間に渡って運転見合わせになる場合に臨時便として運航されている。

 今後、他の臨時便や羽田と東北を結ぶ定期便における機材の大型化などが実施される可能性が高い。最新情報はANAやJALなどのホームページで確認することができる。臨時便についてもホームページから予約可能となっている。

航空・旅行アナリスト 帝京大学非常勤講師

航空会社のマーケティング戦略を主研究に、LCC(格安航空会社)のビジネスモデルの研究や各航空会社の最新動向の取材を続け、経済誌やトレンド雑誌などでの執筆に加え、テレビ・ラジオなどでニュース解説を行う。2016年12月に飛行機ニュースサイト「ひこ旅」を立ち上げた。近著「コロナ後のエアライン」を2021年4月12日に発売。その他に「天草エアラインの奇跡」(集英社)、「エアラインの攻防」(宝島社)などの著書がある。

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