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#GoogleSGE』のAI検索は、AIによる『検索まとめ記事』だった!

神田敏晶ITジャーナリスト・ソーシャルメディアコンサルタント
出典:Google SGE

KNNポール神田です。

ついに日本でも、Google SGE(Search Generative Experience)の試験運用がはじまった。米国では2023年5月より運用  

※後半に記事を追記しました

□米グーグルは2023年8月30日、日本語での検索に生成AI(人工知能)を組み込む新サービスの試験運用をはじめたと発表した。希望する利用者の閲覧ソフトやアプリに機能を提供する。従来の検索結果に加えて、様々な情報から生成した短い文章を表示するほか、情報源にしたサイトへのリンクも同時に表示する。

https://news.yahoo.co.jp/articles/74f281f3ef56511667367fc4e6322b790d1aaeea

■Google SGE の機能を有効にする!

Search Labs』 に Google アカウントを登録することで、デスクトップの Chrome ブラウザと スマートフォンの Google アプリ( Android および iOS )で利用が可能となる。

https://labs.google.com/search/experiments?is=ag

出典:Google Search Labs
出典:Google Search Labs

■『例を見る』を押すとウッドデッキに関する情報まとめが生成AIが生成!

出典:Google SGE
出典:Google SGE

生成 AI は試験運用中のため、品質にむらがある可能性があります

と表記されているが十分な内容だ。

■最新情報にも生成AIでアクセスできる!

ChatGPTが2021年までの情報しか学習していないが、Google SGEならば、

最新情報もまとめてくれる。なんといってもこれが最大のメリットだ。

ガソリン高騰化 総理の対応 で検索してみた

出典:Google SGE
出典:Google SGE

■auとスペースXとの提携は?

昨日(2023年8月30日)、発表されたKDDIとスペースXの提携も…。

au スペースX 提携について』で検索してみると…

■GoogleSGEは、対話型でGoogle検索ができる!

上記の生成された回答に『追加で聞く』で

料金はいくらですか?』と聞いてみた。

すると、まだ発表がされていないが、スターリンクの月額料金を表示してくれた。

これはかなり便利に使えそうだ。

ChatGPTの使用頻度が、GoogleSGE日本語版の登場によって変化しそうだ。

■『検索』の最大のメリットは『AI検索まとめ記事』が読める

『GoogleSGE』を使ってみて、特徴が把握できてきた…。

なんといっても、『検索ワード』の与え方が大きく変わってきた。そう、今までの『Google検索』では 単語同士の羅列による検索が主だったが、『自然言語』での検索の方がより『SGE』にフィットしている。

より的確な生成AIによる『検索まとめ記事』が読めるようになったことだ。

短時間に検索で知りたいことの『まとめ』がひとつの『記事』として、読むことができる。

これで『検索』の要件を解決できる人は少なくないだろう。しかし、それではGoogleのビジネスモデルの『広告』の根幹がゆらいでしまう。

それでも『AI検索まとめ記事』の情報の精度を確認するために従来の検索サイトを下方へ訪れる人は多い。つまり、検索結果に従来と同じ行動様式をたどることとなる。

他に、『追加で聞く』は、対話型で進めることができるが、ChatGPTなどにおける『創作』というよりもあくまでも『検索の追加』である。そう、検索結果をまとめて生成して『編集』しているからだ。

さらに、『AI検索まとめ記事』の隣にはそのメインとなる検索サイトが右側に表示される。これはブラウザによっては専有面積が広くなることを表す。

これは、新たなGoogleの広告表示スペースも拡大できることの試金石でもある。

従来のSEO的な効果だけではない、GoogleのAI検索にあわせての『AI SEO』という技術も考慮するサイトの作り方が今後は検討されることだろう。

さらに、広告も『AI SEO』にあわせた作り方で、より自然に恣意的に混入されることが検討されていることだと考えられる。

これであれば、Googleの検索結果にあわせての広告もAIで恣意的に自然混入されるかもしれない。

これは新たな領域になる。『AIまとめ記事』の文脈で広告マークが混入される時期がくるのかもしれない。

ITジャーナリスト・ソーシャルメディアコンサルタント

1961年神戸市生まれ。ワインのマーケティング業を経て、コンピュータ雑誌の出版とDTP普及に携わる。1995年よりビデオストリーミングによる個人放送「KandaNewsNetwork」を運営開始。世界全体を取材対象に駆け回る。ITに関わるSNS、経済、ファイナンスなども取材対象。早稲田大学大学院、関西大学総合情報学部、サイバー大学で非常勤講師を歴任。著書に『Web2.0でビジネスが変わる』『YouTube革命』『Twiter革命』『Web3.0型社会』等。2020年よりクアラルンプールから沖縄県やんばるへ移住。メディア出演、コンサル、取材、執筆、書評の依頼 などは0980-59-5058まで

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