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【佐賀市】50年続く喫茶店、レトロ感漂う店内で名物ナポリタンとカツ丼を頂く。

しろいリンゴ地域webライター(佐賀市)

佐賀市から小城方面へと続く国道34号沿い。道路からは少し奥まっているものの、何やらレトロな雰囲気漂うお店が気になる。

今回ご紹介するのはこちら「美濃源(みのげん)」。

瓦屋根、レンガ調、看板。昔ながらの造りは懐かしさもあり、お洒落でもあり。「カツ丼」や「丼物」と書かれた看板が多いため、一見、和食中心の定食屋さんっぽい感じかな?と思いますが…

入ってみるとザ・喫茶店!な雰囲気。カウンター席とソファ席。

ソファ席は、腰を下ろすとずっしりと沈む、居心地の良い空間。仕切りはありますが、個室のようなつくりではなく…でもどこか隠れ家感がある、落ち着く雰囲気。

メニューはこちら。丼のほか、ナポリタンやハンバーグ、カツ煮焼きなどの定食ものも。がっつりボリュームのあるメニューが揃っています。

濃厚ナポリタンと豚バラのジューシーカツ丼!

人気メニュー「大盛りナポリタン」(880円)!サラダ付きです。ケチャップが絡みつやつやとした麺、そしてトッピングには生卵。目玉焼きがのったものはよく見ますが、生卵とは少し珍しい。それこそ佐賀ラーメンに入っているような感覚?

自分で作ると何となく汁気が足りず、赤く色づいても食べると少しパサパサしていることも多いのですが…これはジューシーというか、ケチャップベースのソースが餡のようにしっかり絡んでいます。太めの麺がもちもち。

1人分に粉チーズ、タバスコがついてくるので、味変も楽しめます。濃厚な味付けで、「大人のナポリタン」をしっかり堪能できました♪

こちらは「カツ丼」(730円)。単品感覚で注文しましたが、サラダ、漬物、味噌汁がついていて定食のような感じ。これで730円はお安い!

卵は割と火が通っていますが、しっかりカツを閉じつつ、硬さを感じない絶妙な具合に仕上がっています。つゆは、椎茸などから出汁をとり、3種類の醤油、7種類の砂糖をブレンドしているというこだわりっぷり!

豚カツはロース肉が定番ですが、こちらはなんと豚バラを使用しています。一口食べた瞬間、柔らかさとジューシーさに「おっ」と驚き。余分な脂はカットされているので、こってりとした脂っぽさはなく、バラの甘い旨味が最大限に活かされています。

つゆだくのごはん。最後の一口まで味わい深い♪

食事と空間、食後も楽しみたい。

店主さんにお話を聞いたところ、喫茶で使用している器などから、岐阜県の“美濃焼”の字を取り入れた店名にしたそうです。お店は先代から続き、開店から約50年を迎えるのだとか。長年、地域で愛されているのが伝わります。

レトロな店内の雰囲気は、誰かと食事をしながら共有するのも良いし、1人ご飯でゆっくり過ごすのも良さそう。今回は食事をして店をあとにしましたが、店内にある漫画本などを片手に、食後のコーヒーまでじっくり楽しむのも良いですね。

【店舗情報】
店名:美濃源(みのげん)
場所:佐賀市開成6丁目12-36
営業時間:10:00~20:00
定休日:なし
電話番号:0952‐31‐4862

地域webライター(佐賀市)

結婚を機に佐賀に移住して5年。ラスト20代の2児の母。記者の経験を生かしフリーライターとして活動を始め、ローカル情報や経済コラムなど執筆しています。趣味のドライブや料理、お店巡り、旅行などを楽しみながら、タイムリーで楽しい佐賀の情報をシェアしていきます!よろしくお願いします。

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